2014年8月31日日曜日
弁護士だけじゃ「守り」にならない・・・・
弱者が強者から自分を守る有効な武器は「黙秘」
しかし、貫徹するには相当な意思力なり勇気が必要である。
そうなれば神仏のご加護も必要なので、
挫けそうになればひたすらに「起請文」を声を出して念ずる・・・
敬って申す起請文の事
上は梵天帝釈。
四大天王閻魔法王五道の冥官泰山府君。
下界の地には
伊勢天照大神を始め奉り伊豆箱根
富士浅間
熊野三所金嶺山。
王城の鎮守稲荷祇園賀茂貴船
八幡三所
松の尾平野
総じて日本国の大小の神祇冥道講じ驚かし奉る
殊には氏の神
全く◯◯(ここに自分の名前)接して漏らさず秘して漏らさずの「完黙の誓」
この事偽これあらば。この誓言の御罰を中り
来世は阿鼻に堕罪せられんものなり
仍って。起請文かくの如し
神仏オールスターズに願いをかければ、なんとか頑張れるかも(笑)
ヒトはいつ冤罪に遭遇するかもしれないし、
塀の上を歩くような人生を送っているなら尚更のこと。
短い文章だし、この程度は身を守るすべとして覚えておくほうがいい。
黙秘権なるものが権利として認知されたのは大昔のことではない。
アメリカでの「ミランダ警告」
これは、60年台に最高裁で血の通った形でやっと認められた。
合衆国憲法修正第5条において保証されている権利なのですが、
当然に知らない人もいる。
従って、黙秘権の告知のない場合の逮捕や自白は不当だと判断された画期的な出来事
しかし、本当にこんな長ったらしい告知をやるんですかねえ?
面倒だから、抵抗したってことで簡単に撃ち殺すんですよ(笑)
日本国憲法でも38条で「黙秘権」は認められています
国家権力サイドに「告知義務」があるのかどうかは、解釈が様々らしいが、
刑事訴訟手続きの最初に、ちゃんと「告知」をやります。
捜査段階では、実経験がないのでなんとも・・・
しかし実務上は「告知義務」があるとされていますので、
仮に告知がなかったら調書の違法性を争えることになります。
TVドラマではそういうシーンがありませんが、多分「知恵を付けたくない」って
配慮かもしれません(笑)
旧憲法時代には恐ろしいことに「黙秘権そのものまで制限されて」ので
それを思えばまだましということです。
しかし、か弱き個人を暴力装置から守る効能は充分に認めつつも、
結果として、真実の究明に非協力的であることが、社会の寧安の維持に障害を
生んでいるとすれば、そこまでして人権を守るのか・・・って疑問もあります。
かの菊屋橋101号(・・・って知らないだろうなあ)
60年台の学園闘争時代の伝説上の美人(だったらしいが)闘士
拘置されても、氏名年齢すら黙秘を貫き・・・符号で呼ばれ続けた。
意志強固な魂は、それ自体で崇高さすら感じますが・・・
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