2014年12月4日木曜日
ウエストメンフィス3
冤罪・・・怖い言葉ですが、コートなるものは実体上の真実追求の場ではなく、法廷に提示された事実に基づく究明の場と思えば、そんなことはありげな話である。
決定的な証拠があってもコートで証拠として採用されなければ無意味。不利な事実は隠蔽というと言葉がキツイが積極的に提供する馬鹿はいない(笑)
民事だって、刑事だってそこんところはあんまり変わらない。
しかし、被告に有利な証拠を法廷に開示しないというのは、検察として許されるべきではないと思うのですが・・・枚挙にいとまなしのようです。
つらつらと・・・冤罪映画というジャンルを思い浮かべますが、まあ指折り数えるほどあることよ・・・
「BOX袴田事件」に至っては、武闘派ヤクザが私財を投げ打って製作総指揮をやっている。動機は・・・知りません。
出演者の皆は冤罪を訴えるという義憤かどうかはしりませんが、後藤元組長だけは確信犯のようである。
アメリカ中西部で起きたこの事件を描いた映画は・・・・ちょっと色合いが異なる。無罪の叫び・・・っていう紋切り調ではない。警察の杜撰な操作や自白強要も描かれるが、一番のテーマは、「土着のモラルパニック」という静かな恐怖。
風土が求める犯人像に誘導されるかのように冤罪もどきがでっち上げられる。
ありげな話です。
きりのない疑惑の洪水。
冤罪であることは確からしいのですが、被告たちは奇妙な司法取引で・・・・
双方に言い分はあるものの、コートの判断を最終的に受け入れるということで
仮釈放されました。再審請求があり得ない本当の確定判決ということで、
完全に落着。
どうかと思いますが、司法取引ってなんでもありですねえ(笑)
倭国でも導入の方向で検討が進んでいます。
https://youtube.com/watch?v=wa1A5W-ZhWA
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