羊も山羊も同じようなもので、分類上は「ウシ科」に属するが、
倭国では「山羊」の国で、羊さんとの縁は薄い。
羊毛にしたって、明治以降軍服等の素材としてやっと認知されたようなもの。
牧羊は、そのウールを取るための事業。
毛織物が重要な輸出産品であった時代もあるし
羊肉がジンギスカン鍋の材料になったのは、言ってみれば廃物利用である。
遊牧民のように、羊さんの隅から隅まで利用し尽くすまでに至らなかったのは
文化度の蓄積の差である。
遊牧民にとっての羊は、倭人のクジラのような存在だったようです。
縁起の良い字だと思います。
祥や美・善・義と羊は同類項の漢字のようです。
食肉のランキングからしても・・・
羊頭狗肉
羊頭馬肉 というくらいですので、狗や馬より上質な食肉のようです。
翻って「山羊さん」
同じように、贖罪の使われたりもしますし、ヒトザルにとっての用途は羊さんと
殆ど変わりません。
鳴き声も同じで・・・メェメェ
しかし、悪魔の化体される点が著しく異なる。
ツノがあるのがデモーニッシュだということのようです。
そういえば「鬼さん」にも数はともかくツノがある。
例外は、鬼子母神(入谷も雑司が谷も同じ)だけ。
ここいらにお祭されている鬼母は、仏陀の慈悲により子供喰らいの悪行から脱したことにより
ツノがなくなりました。
ウィキペディアには雑司が谷だけのように書いてますが、明らかに間違い
今年の朝顔市に足を運んで確認して下さい(笑)
足を運ぶというのであれば・・・そんな場末より根津美術館
生涯見ることがかなわないかもしれない「双羊尊がツインで見ること」が出来ます。
しかし・・・羊にツノがあったっけ???
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