2015年9月27日日曜日
もうひとつの「河野談話」
・・・・外交政策の決定においては、いかなる場合も、人道的な考慮は最も基本的な、また最も重要なことである・・・・
とは言うものの、ありもしなかった事をろくろく検証もせずに短兵急に「謝罪」するなんぞは、
外交政策の決定以前の話であり、明白な事実があるにもかかわず、無礼と名誉の毀損を放置する事は人の道以前である。
日本のシンドラーというよりも、独逸のSUGIHARAというほうが談話の趣旨に合致する。
かのナチスの党員実業家が救ったとされる工場従業員は千名強。一方で杉原領事が発券したヴィザの枚数は6千枚。
数の大小ではなく、片や、工業操業の労働力確保、一方は、訓令違反覚悟の人道的見地。
重みは言うまでもない。
あの理性が通用しない時代に正義を貫いたにも関わらず、何があったか知りたくもないが、
倭人の道徳性をひそやかに世界に喧伝するチャンスを自らの手で葬った外交戦の失態。
外務省は罪万死に値するし、名誉回復が遅すぎる。
スピルバーグのオスカー狙いありありの「シンドラーのリスト」
93年の作品賞と監督賞を予想通りゲット
アメリカ社会では、真正面からこのエピソードを取り上げれば無視はできない。
日本も政略的に、外国語作品賞に杉原千畝さんを主題に、
ノミネート出品すればよかったのですよ。
十年前には、テレビ版で、反町と飯島で杉原夫妻を演じています。
評判は・・・全く知りません。
命のヴィザという、加藤剛と秋吉の映画版があったはずですが、
これも認知度は皆目。
戦後70年だかなんだかで、唐沢と小雪版がロードショウの予定。
結構予告スポットがシネコンで上映されますので、チカラはいっているみたい。
しかし、国策で「慰安婦」映画をワールドロードショウを目論む某国がいるらしい。
文化も国際戦略の一部であるとは、ヒットラーの卓見である。
学ぶべき事にはまなばないのは愚昧という。
シネコンにお客様が一杯だけじゃねえ・・・苦笑
ちなみに、スピルバーグの映画のタイトルロールは、北アイルランド人のリーアムニーソンが抜擢されました。
硬派の役柄がお似合いですので、狡猾な実業家が正義の人に見えてしまった。
その後、彼は、アイルランド独立革命家のマイケルコリンズなんかも
骨太に演じました・・・・が、最近は、むこうぶちな殺し屋、元工作員、刑事ばかり演じています。
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