2016年1月19日火曜日
コールドケースふたたび
GYAOでシーズン3が始まりましたので、毎週2本欠かさず・・・(苦笑)
自前のスマホは7GBの通信容量契約ですが、こんなことだとあっとという間に使い果たすもんで、
度々・・・WIFIの電波を求めて通信キャリアのショップへ
五月蝿いことに、待合席の「隅の老人」をつかまえては毎回・・・「お客様、今日はどのようなご用件で?」
CBCの番組「コールドケース」は大層よく出来ている。
以前にネタにしましたので、そこんところの再説は避けて・・・・
http://ueda8823khj.blogspot.jp/2015/08/blog-post_7.html
アメリカでは、日本と少し「刑事上の公訴時効制度」が異なるのですが、超簡単にいえば
殺人罪に関しては、大昔より時効はなかった。
倭国は、いろんな理由があるのですが、公訴時効制度の一部が「廃止」されました。
被害者感情だとか科学捜査技術の進化が理由の背景にあります。
安直なTV番組は制度の理解がエエカゲンですが、あくまでも被疑者の逮捕ではなく
公訴の提起までの期間です。
公訴時効完了の数時間前に起訴なんて事例もありますから、とりあえずのやっつけ仕事でしょう。
2010年の法改正で「人を死亡させた罪であって死刑に当たる場合」には「公訴時効なし」と
されました。
但し、すでに時効が完成している犯罪に対しては遡及しないことになっていますから、
これからドンドン(・・だと困るのですが)コールドケースが発生することになります。
従って、事例が少ないので、アメリカのように創作のモチーフにするだけの蓄積に乏しく
唸るような小説には事欠く・・・というか出会わないのが現状。
しかし「三丁目の夕日」風なテーマですので、映像化して、視覚と聴覚に訴えるほうが
心揺さぶるようなものがある。
アメリカのこの制度は建国以来そうなっているのかどうかまでは知りませんが、
この前見た番組では、ジャッキー・ロビンソンが大リーガーになる前のニグロリーグの名選手の
殺人事件がテーマ。
そんな半世紀以上前の事件が、いかにご都合主義とはいえ「解決」できたものだ(笑)
忌まわしいニグロ差別のような「黒歴史」をうまく(ある意味で時代批判的に)モチーフに
できるというのは、製作者たちの骨太の創作精神であり、倭国ではあまり期待できない。
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