角打ち!
オトコらしい飲み方だ。
へたり込んでダラダラとグラスを傾けるのはゲスのやること。
カウンターに斜めに体を傾けて、グイってやる。
肴は、乾き物とか・・・
大和煮の缶詰とかカントダキや串揚げでもいいが、
下手をするとベチャベチャとおこぼしをするからあまりすすめない。
なんせ、一人頭のカウンターの幅は片手を差し入れる程度。
お互いが半身に構え、譲りあう気持ち一つで、本醸造が大吟醸とも思えるのだ。
立ち飲み酒場と言って馬鹿にしてはいけない。
謙譲の美徳にかけるような下流はくるもんじゃない。
浪速の裁判所の裏。
昔は梅ヶ枝町といったはずだが、今の住所表示だと西天満。
風情もへったくれもあったものではない。
法曹関係者が屯するので、コジャレたお店も多いが、通はこの店に来る。
裁判所の隣は警察署だし、一応に代紋を外してくるのが流儀
声高に仕事ネタで口角泡を飛ばすようなゲスは来ない。
他の店だとどうだかわかったもんではないが、ここではエセ紳士の真似事かも・・(笑)
もともとは、普通の酒小売店だったようだ。
いずれもそうだろうが、お店の一角にちょっとしたカウンターをしつらえて、
常連さんが、卓上に盛られた袋物を適当についばみ、長居もせずにキャッシュオンデリバリーで立ち去る。
裁判所に足繁く通った時代は、常連だったが、しばらくは足が遠のいている。
久しぶりに・・・小奇麗なビルに変わっています。
升酒も積もればビルになるか・・・
試しに・・・「吉田類 松浦酒店」で検索してもでてこない
結構なことだ。
一応「食べログ」には掲載されている。
値段表示がないのは、前と変わらないが、メニューは居酒屋並みとなった。
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