2016年4月20日水曜日
照一隅
世の中に真実を、それも不都合な真実を告げる事を使命とする
特異な職業がある。
事実を告げる際には、聴覚に訴えれば「木鐸」
視覚ならば・・・・「スポットライト」というのかどうかは知らない。
カトリック教会内部で永年の陰惨な男女を問わずな幼年者への性虐待。
コリアン系なカルト集団なら有り気な話だが、聖教会だって例外ではない。
中世に於いて最も淫靡な場所と事象は、懺悔室での貴婦人の悔告であったことは
知る人は知る。
しかし、未だに存在した文明国の教会内部の醜聞は、宗教のダークサイドを白日のもとにさらした。
ジャーナリストの鑑とも言うべきは、ボストングローブ紙のコラム「スポットライト」チーム。
その辺のペンゴロには、爪の垢でも煎じて飲ませたい。
内容からすれば「大統領の陰謀」に比すべきだが、遙かに出来映えが違う。
片やノミネート止まり、片や作品賞。明らかに違うのです。
アフリカンはまず登場しません・・・かと言って作品の評価が上げ下げするものではない。
このような役柄はセレブスターが演じるものではなく、地味でシブいのがいい。
まあ、それなりの役者揃いですがね。
報道の評価としては記事の大小ではなく、、、実のところはこちらの方が罪深い。
片や、個人的な資質に起因するスキャンダルであり、大統領制度問題ではない。
極東の某半島国は、このような役割を、雑誌、週刊誌、情報誌がになうのですよ。
けだし、最近は「木鐸」を言わないはずだ・・・ちがう、言えなくなった(笑)
裏読みが幾らでもできるのですが、
ボストンのようにカトリック勢力の強いエリアでの取材は命懸けだったろうとか
新しい編集長がユダヤ系でなければ潰されただろうとか
その後の教会への風当りの厳しさはWASP国家ならではだとか
性犯罪は職種に関わらず習慣性や再発性がある事が再確認できたとか
チームの執念の裏側にはそれぞれのトラウマがありげとか・・・・
それでも教会権力はゆるぎはしない。
報道があったのは2002年の始め。大きなダメージを受けながらもボストン教区は
いまも生き残っているようです。
教皇も謝罪はするも退位には・・・公式には至らなかった。
別の理由とやらで、八百年ぶりに退位はしました・・・・
当時のボストングローブ紙は、倭国の虚報妄言新聞と提携するユダヤ資本の反日新聞であるNYT。
その後、レッドソックスのオーナーに経営権が変わった。
だからと言って紙面が変わったわけではない。
相変わらず日本と・・・トランプに厳しい(笑)
しかし、一隅を照らす灯りは、尊い。
一番感動的なシーンは、日曜版のスクープとして、リリースされたのですが、
当日の朝は、新聞社は異様に静まりかえっている。
ただ、スポットライトチームのオフィスだけは、信者からの告発電話が途切れるなく・・・・
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