2016年6月16日木曜日
大英帝国の陥落(2)
遠い遠い西洋の島国の出来事はよくわかりませんが・・・かつては倭国の国難を救ってくれた同盟国でもありました。
まあ、代理戦争のコマに使われたって言い方もできますが、それはさておき・・・・
大英帝国には、国難が続きます。
スコットランドの分離独立をやっとしのいだら、今後は「EU離脱」
英国民は、前回は不確実な未来よりも確実な現実を選択したのですが、
今回はどうも「不確実な未来」にかけようってギャンブル派に勢いがあるみたいです。
EUの理念が揺らいでいる状況ではありうることですが、冷静に見れば「確実な現実」のほうがよさそうに思えるのですが
当事者たち・・・・現実にその場で生きている大英帝国臣民はそうは思わないようです。
EU離脱の合理性ですが・・・・
大英帝国としての主権の堅持
アングロサクソンによる英国文化の保持
難民移民の流入の防波堤
難民移民対策による国庫疲弊防止 ・・・メディア的にはそういうことになっています。
最初の理念的なスローガンはあくまで多少高邁に理由付けをしている程度しか思えませんが、
移民難民問題の大きさにはいささか理解のほどを超えているということでしょうか?
一方倭国はといえば、どう定義するかによるのですが
在留許可は230万人程度に発行されていますが、倭国に永住を希望しているとはかぎらない。
従って、ざっとその半分くらいが永住者に該当しそうである(人口比で1%)
百人の一人程度ならば、異化同化問題も知れてますが、この辺のことをよく考えない移民政策って
危なっかしくて見てられない。
当然ながら、ゲットー化するわけですので、特定の地域は倭国の気風でない状態となる
他方、大英帝国での移民の数は・・・これがよくわからないのですが、ざっと人口比で10%程度のようであり、
さらにすさまじい難民が押し寄せてくる。
食い物もまずいし物価も高いし、気候も温和とはいえないが、手厚い社会保障で心配なく暮らせるって思えば、
その気持ちはわからんではない
太陽が没することのない植民地帝国で、宗主国として世界中から植民地人が集まってきたのだろうが、
もはや、寛容の精神で受け入れるだけのゆとりがなくなったという現実もあり・・・
国民投票は6月23日
結果の影響度は、スコットランド分離独立の是非どころではない。
このブログは予定稿であって、六月上旬ころの執筆です。
鈍感なメディアでも、梨園の妻の病状やけち臭い首長の話題ばかりに異様な情熱の半分位は、この問題に傾注して欲しいと思います。
皮相な離脱と非離脱の利害得失ではなく、あの常識ありげなジョンブルが、
何故に理解不能な選択肢に傾くのか!?
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