2016年10月3日月曜日
最高の指導者
世界の指導者たる地位を「放棄」しかねない雰囲気ですが、これは困る。
別にアメリカンでなくともいいが、この地球号にはジコチュウでわがままな乗客があまたおり、どうしても自己犠牲心ある船長が必要である。
歴史上そういう人物がいたかどうかはさておいても、理念的には国益よりも地球益を一義に考えようって人物が必要なのです。
クリントン
トランプ
あるいはサードパーティ(?)
見るにつけ・・・理想主義を掲げるほどの余裕も品格もないし、
衣食足りて礼節を知るのが常ですからないものねだりをしているのかもしれません。
・・・・ということで、フィクションの世界にその範を探してみよう(苦笑)
■ディ・アフター・トゥモロー
地球温暖化が氷河期を招聘するって気象理論が未だに理解できないことはさておき、先進国地域である北半球は壊滅
気象学者の警鐘に耳を貸さない副大統領(ケネス・ウェルシュ)
ホワイトハウスにとどまった大統領は遭難し、合衆国憲法にのっとり、彼が大統領に。
己の愚と過ちを悟った彼は・・・・今後立派な指導者になるだろうって・・・・(やっぱり「正直」って大事な美徳なのですよ。弁明や言い訳に終始する輩は信用できない)
■インディペンデンス・ディ
いわずと知れたビル・プルマンが演じる元空軍パイロットである戦争の英雄ですが、だからといって大統領の資質があるわけではなく、支持率は低迷
たまたまの人類の危機に、簡潔明瞭な演説でみんなを鼓舞し、率先して戦闘機で出撃した。
続編にも登場し、同じようにスピーチをしますが、感動はきわめて限定的。
ホワイトハウスの地下映画館で鑑賞した当時の大統領曰く・・・「ぼくも飛行機の操縦を習おうかなあ」
■エアフォースワン
ハリソンフォードが乗った大統領専用機がハイジャックされるって荒唐無稽なお話。
そんなことよりも大統領がその職務を遂行できなくなる(事故や病気とか・・)と副大統領が昇格するが、
その手続はよく知らない(死去した場合は単純ですがねえ)
宮廷革命的に副大統領を昇格させようって策謀が、ホワイトハウス内のオペレーションルームで行われるが、その駆け引きのほうが面白い。
仮にそうなれば、グレン・クローズ演じる史上初めての女性副大統領の大統領昇格(臨時かもしれないが)が実現したのに・・・
こっちのほうが、資質的にも大統領にふさわしく思えます(実際に女性の副大統領の事例はない)
■ディープ・インパクト
映画の中では史上初めてのアメリカでの黒人大統領(モーガンフリーマン)の登場
別に何をするまでもない大統領でした。
作り手のほうも、なにかと目立つように作る事のリスクを考えたのかもしれませんねえ(98年の制作です)
■アルマゲドン
巨大隕石との激突で地球が崩壊しかねない危機にホワイトハウスは右往左往
指導者たるもの、有能な専門家をあまた従え適切なアドバイスを決断するのが責務ですが、任命した専門家がアホで本人が頑迷固陋って設定です
どういう役柄で誰が演じたか調べるすべもない。
無名でもかまわんが、無能は困るねえ・・・・
上に立つものが部下を使う要諦は簡単なのですが、知らない指導者が多すぎるし、こんな簡単なことがわからないのかなあ。
疑いては 人を使うなかれ
使いては 人を疑うなかれ (出典は忘れました。史書のどれかです)
・・・・とまあ毎度の警句めいた引用の癖が始まったからおしまいです。
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