2016年11月11日金曜日
やっぱり「電子投票制度」には反対だ!
開票作業の経過とは、学校でのクラス委員の選出でもスリリングで面白かった(笑)
大抵は、黒板に候補者の名前を書き、開票の都度「正」の字を書いていく。
カウンティングの世界とは五進法の世界なのだ。
しかし、単純な投票システムだと面白みがない。
改めてアメリカ大統領選挙をライブで見ていて(正確にはウェブサイトの閲覧)そう思った。
改めて仕組みを調べるに、間接選挙であって、有権者(投票権を行使したいと思う18歳以上のアメリカ国民で登録を希望する者)が
大統領を選ぶ資格のある選挙人に投票する。
選挙人の数は・・・実に面白い。
各州の上院議員数(これは二名に固定)と下院議員数(十年単位の国勢調査で定数は変わる)の合計が535人
州でないコロンビア特別区にも3人が割り当てられ、総計で538人。
従って、270人の選挙人を獲得すればいい。
仮に同数であれば、下院議員の週単位の選挙団体の投票で決まるそうです。
しかし、州の数は50ですから同数の場合は・・・・なんかルールは絶対にあるはずですが、知りません。
日本国では最高裁の判断では違憲とされていますが、合衆国だから許される制度なんですねえ・・・
州単位の最低選挙人の数が3人。つまり下院議員数が1名が人口にかかわらず固定枠(合区という考え方はない)
結果として、3名から最大のCAのように55名まで・・・・
詰まる所、ピンフでセコセコ上がるよりも、ハネマンでガバって事になる。
だから・・・サッカーはつまらない(笑)
ショー化すれば、3Pポイントとか、まあ色んな得点方法の組み合わせになるわけですよ。
この選挙人選出ルールからすれば、総得票率の一番が勝者にならない可能性がある。
だから制度的に致命的かどうかは見解の分かれるところである。
今回も、馬鹿笑オンナの方が総得票が上だったそうである。
完全無欠の制度なんてあり得ないし、考える事自体が愚かだ。
仮に出来たとしても、運用するのが愚昧で欠陥だらけのヒトザルである。
愚かなヒトザルにはパンとサーカスが欠かせない。
それをおろそかにすれば、施政者のクビが飛ぶ・・・・のはクラシックローマ以来の伝統である。
四年に一度のショータイムではないか。
開票結果の出そうな州とその選挙人の数を考えながら、勝敗の帰趨の予想をする醍醐味のプロセスが楽しい。
コロシアムでヒトザル同士が殺しあうよりははるかに健康的である。
半日程度、赤ペン片手の勝敗予想・・・当然、左手にはワインあるいはビールグラス。
スーパーボウルに匹敵する楽しさ・・・ICTの手に奪われてなるものか!
ーーー
しかし、理屈っぽく言えば、可能性として「怒鳴る度」の当選が確定したわけではなく、選挙人が確定しただけである。
選挙人は、予め誰を大統領に投票するかを「誓約」した上で十二月の上旬に投票するわけですので、
この結果で初めて大統領の当選が確定する。
だから間接選挙なのです。
過去の歴史から言えば、選挙人が態度を翻した事があります。
違法でもなく罰則もないって州があります。つまり・・・造反投票は有効!
それで、勝敗が変わった事がない・・・とウィキペディアには書いてますが、蝸牛の薄っすらとした記憶では・・違うと思う。
誓約の規範性をどの程度持たせるかは州の裁量ですから、もしかして・・・そこそこの「造反」が出るって
あり得るのですよ。
勝負は下駄を履くまで・・・本当は分からない。
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