2016年12月30日金曜日
取り戻したいか(が)・・・北方領土
変に期待感を高めた戦術の失敗です。
歴史常識に照らして合理的に考えれば分かることです。
国際法に照らして本来的固有の領土云々はたわごと。
かの戦争に負けて占領され、ロシア領に編入された。
戦争で取られたものを戦争以外で取り戻したい例は寡聞にして知らない。
なくは無いが例は少なく、相応の犠牲も払わされた。
沖縄がそれに近い。
申し訳ない言い方しますが、沖縄返還の裏側ってなんかあるのですよ。
それを忘れてか知らないのかはともかくも、なんかあるたびに色々言いたい放題言われてもねえ・・・・
糸(繊維)と引き換えに縄(沖縄)が帰ってきたって程度の話ではないはずです。
話しはそれだけ。
バブル時代に四兆円で買い取るって水面下の交渉があったかなかったか・・・それはともかく
仮に実現していれば、唯一のバブル遺産だったのに残念なことをしました。
あの島々にそんだけの価値があるかどうかは知りませんが、金銭解決って一番分かりやすく後腐れがない。
世の中信用できるって人は約束(信義)を守る人だけ。
司馬さんの受け売り・・・でなくと歴史の常識です。
明治の頃・・・・
英国と結ぶかロシアかって大論争があった。
日清戦争後の東アジア情勢を見つめての国家の存立をかけた選択
結論は「日英同盟」
日露戦争は非軍事的な英国の支援無くしては勝ちは危なかった。
そう言うほど紳士的でもジェントルマンでもないある種剥き出しの暴力国家ですが、
どう言うわけか、見た目倭国には優しかった。
ベルサイユ条約を契機とする日英同盟破棄が、国家の破綻を招いたって・・・教科書は教えないがそう信じて疑わない。
別に国際外交って八方美人的に「みんなと仲良くすること」でもないでしょう。
世の中には三種類しかしないのですよ。
敵、中立、味方
敵を味方にするなんて無駄な努力はしない
敵は運が良ければ中立にし
中立は味方に、最悪でも敵にしない
味方は・・・大事にしましょう。
そう思えば、外交ってそう高度なアートでもない。
しかし、この理屈が分かってもらえないから、高度な政治的策略がいるんですよね。
もう少し言えば、英国の某政治家の名言
国際外交には、敵も味方も存在しない。あるのは国益だけ
返還することが「国益」にかなうと思わせることができなかった以上、交渉にはならなかったということ
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