2017年1月27日金曜日
まちぶせの意味・・・・オフサイドが無くなる!
懐かしくも初々しく・・・別にファンでもないし、ちょっと流行った程度の歌謡曲(表現が古いねえ)を
センターにする気もないが、まあマクラですよ(笑)
サッカーのルール改正で「オフサイドの廃止」案が提案されるのだそうな。
一体何を考えているのか?
今や、スポンサーの前にスポーツのルールの聖域はない。
TV好み
スポンサーのニーズに合致する
観客が喜ぶ
視聴率が取れる
なんでもあり・・・ですからと言ってそのスポーツの本質を変えてもいいのかって言う哲学的課題である。
サッカーには詳しくないので、バスケットボールを例にとると・・・・
19世紀末頃に人工的に作られたボールゲームですから、優れて合理的に出来ている。
通常ワンショット2点であるが、フリースローは1点。
シュートの難易度からすればもっともな事だ。
従って、遠くから(フリースローレンジ外)からのシュートは3点と言うのは至極もっとも
実際に1930年代からローカルルールとしては存在したが、NBAが正式採用したのは1970年のシーズン。
センター中心のゲームからガード主体に大きく変化する事に慎重であったと思われますが、結果は成功した。
バスケットボールというスポーツの本質が変わったのか?と問われれば、それは微妙。
つぎにラグビーの例
あまり知られていないが創成期のラグビーはキックでしか得点が出来なかった。
サッカーの変形でできたスポーツなのでありげな事である。
トライとは得点ではなく「トライ・フォー・ポイントキック」が正確な表現。
最初はオズオズとささやかにトライポイントが設定されたが、今やキックがオマケ。
ゲームの本質がある部分で大きく変わった。
しかし、ボールゲームとしては格段に面白くなった。
最後にバレーボールは・・・・なんだかメディアにボロボロにされたルールの上で戦うアスリートが気の毒
それらを踏まえて「オフサイドの廃止」の意義とは・・・・
綺麗事を言ってもしょうがないが、スポーツにおいて汚いことは御法度である。
まちぶせ・・・・は卑怯な戦法と言うのはスポーツのルールの定番である。
バスケットボールにおいてはフリースローレンジ内に攻撃陣が立ち入る事には制約がある。
フットボールにおいてはQBがスナップするまでオフェンスは前に動いてはならない
ラグビーではボールを前に投げてはいけない
要するに「まちぶせ禁止」の精神である。
これを変えようってことを提案するなんて・・・理由の想像はつくがやっては絶対にいけない事のはずだが
たくさん点数が入るとゲームがエキサイトするって目論見なんだろうが
それならバスケットボール方式の得点の方がよっぽど気が利いている。
まず見ないスポーツなんで好きにやったら宜しいのですがね・・・老婆心ながら(笑)
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