2017年2月7日火曜日
だんだん良くなる「7人」でなく法華の太鼓
毎度のように駄弁を弄する気にもならない。
原作に対するレスペクトがない!と不満たらたら
確か、映画に関する著作権は日米とも公表後70年のはずだから、今時点パブリックユースではない。
リメイクに関しての法律問題をどう整理したのかは知らないが
「荒野の七人」の有名なテーマ曲は、エンドロールで少しだけ流れたが「七人の侍」についても言及は・・・見落としたのか?
黒澤映画は知財紛争の山でして「羅生門」は、なんか意味不明なウエスタンになり、
「用心棒」はパスタウエスタンに剽窃され
「七人の侍」は、脚本家の間で争いになり・・・・まあ脇が甘かったというか、認識が薄かったのでしょう。
「荒野の七人」リメイクの際には、ちゃんとしたライセンスを付与したと思いますが、どういう建てつけかは知らない。
結果としてユルブリンナー版は面白かったが、今回はド派手で無内容で・・・
でも、そんなつまらんものに何故足を運んだのか?
予告編の助っ人をスカウトに来た未亡人(ジェニファーローレンスに似たヘイリーベネット)のセリフに惹かれたのですよ(笑)
若い未亡人は悪徳資本家に夫を殺された(過労死じゃないですよ)という設定で、デンゼルワシントンに嘆願するのです。
正義の実現を・・・
復讐はその手段です。
最近珍しい気の利いた台詞(直ぐに段平振り回すアメリカンの自己弁護みたいま台詞)
ここ迄はまあ良いのですが、オチが気に入らない。
デンゼルワシントンがこんなクサイ台詞だけで助っ人を買ってでる必然性が希薄なのですが、その理由が最後に明かされる。
彼は「復讐の実現のために正義という衣を纏った」のです(実にアメリカンらしい)
後の六人はその理由を知りませんから、なんだか利用させただけで・・・これって騙しですよ(まるで同盟軍の果てをみるような・・・・(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿