2017年4月12日水曜日
学の独立
朝鮮半島情勢にでも警鐘をと思ったが・・・・そもそも「紅旗征戎我が事にあらず」なのです(笑)
だから、ちょっと浮世離れした話題(何度もテーマにしてますからってこともあり・・)
学の独立
実のところ、意味が分かっていない(いささか恥ずかしいが)
不党不偏だと思うが、それだけでもなさそうだ。
少なくとも、このテーゼを獅子吼した御仁の演説からはそう読める。
政争に敗退し、野に下った大政治家が政治学や法律学を教える学校を作るとなれば
誰だって「鹿児島の私学校」を思い出すし、謀反人の巣窟と考えない方がどうかしている。
学校とは、治国のための官吏養成所だとしか思っていない明治政府である。
明治初年の「学事奨励布告」の精神はすでに形骸化した。
私立学校なんて余計なもの・・・という事で陰湿な弾圧が続いたらしい。
特段、この梁山泊のような私学校だけでなく、含めて五大法律学校全てがそうだったらしい。
金融機関に圧力をかけ財政逼迫に追い込む
官学の先生のアルバイトを許さない
地方警察を使い子弟の入学希望を妨害する
しかしながら、政府の圧力がバネとなり在野の精神とか私学それぞれの学風を形成した。
今思えば、有難きは政府の弾圧。
さて、憲法89条
有り体に言えば「私学(だけではないが)助成の禁止」
厳密に言えば「公の支配に属しない私立学校への助成が憲法で禁止」されているという事です。
憲法学者の九割がレフト系だと言われるのに(第9条解釈論に鑑み)この点に関しては歯切れが悪い。
学校教育法や私立学校法に学校運営が準拠する以上は「公の支配に従属する」って解釈をするのです。
しからば勝手気ままに反日教育をやる学校助成は更におかしいでしょう。
まるで鵺ですねえ(笑)
講学上、公の支配とは強権的なコントロールを意味していたはずですが、今や・・・・
明治の頃の独立の精神はどこにいったのでしょうか。
嬉々として役人OBを受け入れ、多くの助成金をせしめようって魂胆ですからあとは推して知るべし。
第9条の解釈変更をあれほど非難するくせに・・・・
原理原則論からすれば、あまりよろしくない傾向だと思っています。
実際に国政を停滞させるような醜聞まで起きてます。
国家助成でなく、優遇税制等に基づく寄付金による強固な財政基盤の確立を指向すべきとは思いますが、
税金の徴収権と配分権こそが権力の源泉ですから、誰が政権を担おうと無理な相談。
金だけ出して口は出さないって・・・そんな奇特な方はいないですから、国だろうと企業だろうと個人だろうと・・・
因みに毎度引用する政権与党の憲法改正草案では・・・・
支配に属さない・・・から「監督が及ばない」って訂正されています。
現行解釈を踏襲するような字句変更ですが、本音からすれば「禁止」なんかする気は無い。
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