2017年7月17日月曜日
クリミナルマインド
アメリカンの犯罪系ドラマは、はまるとどうしようもなくなる。
シリーズが短期で打ち切られたり、まだプライムに登場していないコンテンツはともかく、
クリミナルマインド
これはまずい(^.^)
シリーズは9を超えた!
シーズンで20作品(一作でネット40分強)くらいですから...
毎月のプライム三昧で無料電波はあっという間になくなる。
結構長寿なドラマですが、主題は「プロファイリング」
今世紀中には、AIに取って代わられる可能性の高い職種。
だから燃え尽きる前の蝋燭のように今が大活躍なのです。
人気の要素は様々なのでしょうが、まず「知的」
観察と推論
と同時に最後の犯人逮捕は腕力勝負
実際のプロファイラーはコンサルタントであり、現場第一線には出向かない。
そこはドラマですから、ヒトが羨む文武両道というキャラクター設定
FBIにも同様の組織がありますが、個々の活動をドラマのように
チームでおこなっているのかどうかは知りません。
孤独のヒーローも悪くはないが、多岐多様な人物造形の絡み合いからの
調和と葛藤のほうがお話の幅出しができる。
少しマンネリ化と思えば、メンバーを殉職させるとか
差し替えればいい。
実のところ、プロファイリングと犯人の当てっこゲームの
信憑性に疑問がないわけではない。
所詮はデータベースの内容次第。
加えて、データを情報にする推論能力...とまあ大好きなリーガルマインドの世界へ(^.^)
刑事裁判の世界でプロファイリングがどのように使われたのかはよく知りません。
証拠能力の有無は、合理的な疑いを挟む余地がないレベルが
要求されますが、その証明力は裁判官の自由心証に委ねられる。
要するに、裁判官次第。
山中先生の鑑定結果を知り退けても許されるのです!
学術的に言うと、多少大胆にいいきれば、
心理学と統計学が融合した世界。
評価はなんとでもなるし、批難を浴びれば雑音と言い切ればいい。
シリーズのある一話のエピソード(最高に面白い場面)
被疑者は逮捕直前の事故で長く昏睡状態
やっと意識が戻り裁判となるが、目撃者は死亡してしまっていたり、
証拠は散逸。
検察官の唯一の武器は、プロファイルだけ
一方被告代理人は舌鋒鋭く似非科学だと責め立てる!
立往生する検察官は、当時のプロファイラーを証人喚問
このシリーズの主役の特別捜査官
血気にはやる弁護士は血祭りに上げんと...で墓穴を掘る(笑)
この俺をプロファイリングしてみろ!と挑発し、
靴下の色
上げ底の古靴
紛いのローレックス
収入が乏しく競馬三昧 と
丸裸にされてしまい、すごすごと尋問は終了。
まずあり得ない作り事ですが、なかなか痛快でしたよ。
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