その辺の底辺校でなく、れっきとした有名大学のエピソード。
流石に昨今は冶金科と言わずに金属だか材料学科というらしい。
ことごとさようにダサいネーミングは嫌われ意味不明寸前の学の体系に変貌した。
中身がよく分からないまま「これが学問か?専門学校の守備範囲じゃないのか」と
思しきものもありげだ。
学問と銘うつ以上「体系化された知識と方法論」であらねばならないが
定義を満足させうれば、なんでも大学のカリキュラムになり得る。
関西の有名私学に「食マネージメント学部」なるものが、来春開講らしいです。
古典的には、家政学、食物学、栄養学の類いのように見えるが、意味するところは
ガストロノミー(美食学)
おフランスのコルトン何ちゃらと姉妹提携を行うそうですから本格的。
でもカリキュラムの委細は読んでもよく分かりません。
フードマネージメント
フードカルチャー
フードテクノロジー
に大別されるとやな
卒業後の進路が気になりますが、ウェブサイトの進路予想の掲載順をみれば
起業家(ラーメン屋さんでも開業するのか?)
NGOスタッフ(意味不明です)
製品開発者(先ずもって鋭敏な味覚と嗅覚が不可欠だが)
教員の顔ぶれは見えませんが、プロの料理人の出番はなさそうな
入学定員は三百人あまり(果たしてそれなりに充足するのか?)
食は文化だし学問足り得るとおもいますが、
お料理の三要素は
素材の吟味
調理の巧拙
盛り付けのセンス
なんですが、そういう事がキャンパスの中の施設で
修得出来るのかねえ?
皮肉っぽく冷笑するつもりはまったくなくて、四年後の卒業生の
かおぶれなり活躍を楽しみにしています。
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