2017年10月25日水曜日
集客営業でもやってみるか!
やっと届きました!
予定通りの「朝一番」
終演予定が18時を越えますから、あとは何をしようか・・・(笑)
見る人が見れば、唸るような演目やらバックのプロ能楽師たち
なんと人間国宝が三人も登場しますねえ
能が今どき二番も(玉鬘と海士)
あとはずらりと舞囃子
豪華ですねえ・・・これもアベノミクス効果でしょうか?
毎度蝸牛庵風の講釈をしていますが・・・
能=オペラ(ミュージカル)です。
ギリシャ悲劇は我が身に降りかかる理不尽さを天に向かい訴えますが
こちらは、地に向かい嘆くってしつらえ。
亡霊鎮魂のひとり仮面劇。
謡って踊ってお芝居もあります
フルエントリーで素人さんが演じればそれは「能楽」
しかし、オペラでも部分的に切り出して演奏しますから・・・
舞囃子:バックコーラス・オーケストラ付きで謡って踊って
仕舞:舞囃子からオーケトラが外れます
素謡:バックコーラス付きの謡い
独吟:アカペラのソロ謡い
オーケストラといいましても弦五部はなくて管楽器と打楽器だけです
バックコーラスはフルバージョンだと八人、たいていは四五名
なんにしましても素人のためにプロが十重二十重に取り囲んでサポートしてくれるっていたせりつくせりの遊び事なのです。
今風なお手軽版だとカラオケ!をイメージすればいい。
逆に言えば「独吟」なんて素人が一人で頑張るわけですから、貫目が高い演じ方。
毎度は蝸牛庵の独壇場なんですが、たまには三歩ばかり控え折ろうってこと(笑)
場所は銀座の観世の本舞台ですから、普通じゃ上がらせてもらえない。
先日某演歌歌手が生まれて初めて能舞台で公演をやったらしいが・・・
檜板は、渋谷の旧舞台から移転させたようです。
最近の舞台は台湾檜を舞台板にするようでして・・・これって固いのですよ。
やはり木曽の檜は座り心地がよさげってこと程度の講釈ができるのです。
プロの舞台はお値段がいささかお高いのですが、バックのプロ能楽師の顔ぶれで素人さんの発表会に
もぐりこむのが通ってもんです。
素人が演じる部分は居眠りなり耳栓なりで・・・プロの出番だけはばっちりと鑑賞する。
出入り自由ですから、お好きな演目だけでもご覧いただけますと幸いです。
なお、蝸牛庵はたいして出番がありませんが、朝いちばん(十時)って
まずお客さんがいなくてさみしいのですよ・・・半時間程度ですから「怖いもの見たさ」にお越しいただける幸いです。
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