2017年12月4日月曜日

ラ・ボエーム



オペラはイタリアンに限る...が倭国では何かと言えばモーツアルトさま。
彼って「お母さんと一緒」学派なんだがなあ〜

リゴレット
アイーダ
トスカ
ラ・ボエーム

なんてなのが有名どころですが、
リアルに舞台にかからないからライブビューイングで我慢するしかなあ。


ボヘミアンな若者群像劇は、舞台でも映像ものでも定番のジャンル
しかし、オペラの有名どころじゃナンチャッテ「ボエーム」
イタリアンオペラの伝統的な作り方からすれば多少傾向が....
登場人物が一般庶民ですから、等身大で感情移入しやすい。


死が分かつまでの純愛(これは絶対に欠かせない)
限りない愛故の別れ(紅涙を絞るなあ)
権力者の邪恋或は恋路の妨げ(貧しいお針子が金持ちの妾になるのは当たり前)
主人公の不治の病(ヒロインは椿姫のヴィオレッタ同様に労咳)
不義あるいは密通又はドロドロ三角関係(贅沢と愛情は二律背反)
凄惨な復讐(これは趣旨が違います)



かのプッチーニの傑作はミュージカルとなりブロードウェイを席巻し、
更には、でも映画化はまだない(舞台の映像版は有ります)
今回は、エゲレスはROH版のシネマライブ。
実に面白い。
とりわけ第二幕の舞台造形は素晴らしい。
毎度の重度の肺結核で瀕死のはずなのに、朗々とトップソプラノで
白鳥の歌を歌う(^.^)
まあ、お約束のラストシーンですから理屈は言わない。

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