色んな語義があるようで倭語にしにくい。
だからオリジナルタイトルに「欲望のめざめ」なんてベタな副題(^^)
お気に入りの「官能、倒錯、頽廃、耽美」の幽かな薫りをかぎつけ
そそくさと寒村から遠路脚を運んだのは公開初日!
今日はかなりチカラ入ってます(^^)
予告編を観た限りでは...
籠絡の居館
とでも。
しかし、あまり語感もよくないし表意的に美しくもない。
昨今、言葉のセンスが痩せ細ってきたなあ(哀しい)
白い肌の異常な夜
と大胆に意訳する方が遥かにいい(実は原作は同じ!)
あのダーティーハリーと同じ年製作のイーストウッド主演の出世作なんです。
視座が違いますから一概に比較は出来ないが、監督はどっちもドンシーゲル。
片方ばかりを取り上げるようでは、イーストウッド愛好家の名が泣く。
実際に今見れば、ダーティハリーはかなり薄っぺらく、
白い肌...と重ね合わせ役者の真価が垣間見れる。
女達だけの閉塞空間に闖入した北軍の兵士一人
有り気なストーリーで、一見羨ましいなあ...って思うことの浅はかさは
スティーブンキングの「ミザリー」で思い知った。
あれは寒い日だったが、暖房が効いているはずの映画館でも
身も凍る思いを体験した。
メス一人でもあれだけ怖いのだ。
この居館は、寄宿制女学校ですが、先生が二人に生徒が五人。
肝心の方ですが、芸達者な女優さんたちの頑張り。
絵に描いたようなサザンベルなキッドマンはますます円熟
エルファニングは危険なコケテッシュにみがきがかかり
キルスティンダンストはどす黒い情念をあたり構わず大放出
白い肌の異常な夜...では、ジェラルディンページ(最高齢のオスカー女優?)しか
記憶にない。
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