2018年6月3日日曜日
なんならコレでしばいてやろうか?
著作権の法律的な枠組みにはなにかと不満があるのです。
思想又は感情を創造的に表現したとしても、作品(小説や映画、楽曲)のタイトルには
及ばない...とされます。
余りに短いセンテンスに迄法律的な保護..と言われれば、
わからんではないが....
A Bout de souffle
優しいフランス語ですから、第二外国語程度でも充分に理解可能な(^-^)
蝸牛は第一ドイツ語ですからまったくわかりません。
英訳からすれば「息を呑むほど」という意味らしい。
これの邦題が...勝手にしやがれ
息を飲まんばかりにため息の出る名意訳。
映画自体の映像芸術的な価値はさておいても映画史的な価値に
異議を唱える度胸はない。
が、楽曲とは言えタイトルに借用するとは大した度胸です。
オリジナルに仁義を切ったという事実は聞き及ばない。
知らないだけかもしれませんが、リスペクトの念に欠けます。
Le bateau ivre(1871年)
アルチュールランボーの詩集ですが「酔いどれ船」と訳されています。
だれが最初にそう訳したのかはしりません。
北杜夫にも同じタイトルの作品があり、誰それさんの訳を事前に了解を頂き
使用させて云々の記載が初版時にありました。
これが節度というものです。
著作権侵害にならなきゃなんでもいい。
民度の低い業界とは言え、お天道様は見ているって思い知らせてやろう。
不正競争防止法なる法律がある。
様々な悪質なビジネス行動を仕置ける最後の砦
法律の抜け穴をふさぐ仕置人のような法律。
罰則は厳しくないが、大好きな法律なのです(^-^)
やってはいけない行為類型が明記されています。
周知表示混同惹起行為(第1号)
著名表示冒用行為(第2号)
細かい定義はさておき、津々浦々浸透している名称にただ乗りすることは
許さないということ。
運用する行政の姿勢がヤワですから効果が限定的ですが、
酷吏とはこういうものだと思い知らせてやれます。
君の名は
アニメは映画じゃないし、あまり好きではない。
だから基本は見ない。
それに、かの名作のタイトルの剽窃は許さない...のですが、
併映の「ゴッホ 最後の手紙」が見たかったからついでに
しかし、実に実に素晴らしい世界観!
かつて才能は映画からテレビと言われたが、いまやアニメだ。
内容的にもタイトルはこれでないといけない。
よく見れば...君の名は。
句読点ひとつに、感じ入ろう(^-^)
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