2018年8月30日木曜日
シモヤマ・ケース
アメリカンの公文書公開により、砂川事件の最高裁判決の背景が明らかに
なった事は...多少の話題にすらならなかった。
つまり某国と最高裁長官の談合により、
正義の最後の砦である司法権の独立が毀損したのである。
独立国家に有るまじき惨状ですが、
その歴史的事実に対してなんらのアクションを取らない事もまた
惨状である。
従って独立以前のGHQ支配下においてはいかがなものであったかは
容易に想像がつく。
下山事件は「公式」には自殺とされるが、
鵜呑みにする向きは少ない。
主観的にも客観的にも疑問が多すぎる。
最大の争点は、轢断が死後か否かにあった。
検視を行った東大法医学教室の古畑先生は、
信念をもって死後轢断と断定。
しかしながら、死体も現場も見ずに格下の慶応と名古屋の先生が
それを否定。
格下とは当時の一般評価の引用です。
妄言と無視すればいいのにそれに与する大新聞が
現れるから国論を二分する騒動となった。
大規模なリストラを巡って物情騒然とするなか、
自殺で片付けたい勢力の策動が功を奏した...と結論づけたのが
清張をはじめ一連の黒い霧派。
物証は...公文書公開により発見される可能性はあるが、
いまさら
未開国のクーデター騒ぎの多くは大国の陰謀だと言われ
それを疑問視する向きも少ない。
であれば、占領統治下と未開国がどれだけ違うものなのか
冷静になって考えれば、明らかな事である。
ちなみに、学研の徒とは恐ろしいものだ。
古畑先生は、頑固なまでに死後轢断を主張されたが、
他殺かどうかについては一切語らなかったらしい。
死んだ死体が自分で歩くわけはなく、誰かが線路上に
置いたわけであるが、それだけで他殺というのは推論に過ぎないと...
よくある死体遺棄でしょっぴいてから殺人を下呂らす...
とはそういう事だ。
彼の鑑定結果が多くの冤罪を生んだとも言われるが、
その辺は詳らかにしない。
文化勲章受章者にして勲一等旭日大綬章....郷土の偉人でもある。
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