2018年8月9日木曜日
DST
デイライトセイビングタイムの略称です。
英国表現だと、サマータイム。
欧米圏では当たり前のように行われていますが、
以外は、辞めたを含めてソッポを向いています。
倭国も一時期採用したらしいが、不評で早々に廃止。
しかしながら、ゾンビのように何度でも蒸し返されるところが不気味。
人類史的にはDSTは百年程度の歴史しかありませんが、
視座を変えれば「ヒトザルは有史以来サマータイム」を実質的に
行なってきたのですよ。
ヒトザルが時分の単位で行動するようになったのは、
当たり前に時計が氾濫した百年前くらいの事。
それまでは、日が昇り沈む程度の時間感覚で行動していた。
太陽が昇れば活動を開始し、夜になればベッドタイム。
不定時法なる時間管理はある意味で合理的なのです。
つまり、皮膚感覚に合致した時間感覚に多少なりとも
近づけたいという想いがDSTなるシステムを産んだ。
レトロな時代だから出来たようなもので、
今の時代に新規導入できるようなシロモノではない。
だから新興国には関係のない話しなのです。
様々効能は語られるが、定量値は見たことがない。
デメリットはメリット以上に姦しい。
情報通信システムがうまく対応できるのか全く自信がない。
機械的なシステムはともかくも
定性的な要素の強い社会システム(ヒトザルの体内システムを含めて)が
円滑に動くとは思えない。
面倒な事はせずに、早寝早起きをするとか、季節に応じた
時間管理をすれば済む事ではないのかねえ。
我が寒村のおじさんやオバちゃんの朝は早い。
普通の勤め人が出勤する頃には朝の仕事はお終い。
残業が必要ならば、夕方の陰りどき。
昼間は楽しいシエスタです(^^)
ちなみに、DSTは通常一時間です。
二時間もワープさせるのはデメリット論に鑑みても狂気の沙汰。
有り体に言えば、国民全体を時差ボケ状態に追い込むようなもの。
DST移行時には交通事故が多発するというデータもあるし、
精神疾患問題の発生に警鐘を鳴らすドクターもいます。
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