2018年8月18日土曜日
塀の中のシェイクスピア
塀の中の暮らしがいかなるものか詳らかにしません。
刑罰とは応報であり教育更生だとされますから、
一定の規律の強要と自由の束縛、
更に、様々なトレーニングが行われるらしい。
しかしながら再犯率の高さからすれば、理由は様々あろうが、
刑罰の効果性には疑念がある。
ざっと七万人。
一人当たり年間三百万円の国費らしいのでマクロ感は合致する。
税金の無駄遣いに比べればしれてます。
さりとて効果性を高める方策の頭の体操くらいはやってみようかな
1)居心地
実感がないからなんとも言えないが、公園のベンチで
新聞紙にくるまって寝ることを思えば天国だろう。
受刑者といえヒトザルのはしくれ。
最低限のライフスタイルは維持せざるを得ないから、別の方策を考えよう。
2)作業で自給自足
作業と訓練は違います。
応報ですから、外部受託の労働奉仕で日銭を稼いでもらう。
しかし昔ながらの木工作業なんて如何かなあ
労働じゃないから最低賃金の縛りも関係ない。
雀の涙ばかりの報償金だって貰えるだけありがたいのだ。
3)療法
特定の犯罪は先天的に再犯性が高いとされるので、
徹底した医学療法をやる。
効果がなければ...出所させない訳にはいかないからGPSの首輪
時計仕掛けのオレンジのアレックスは、反暴力治療を受けましたし、
天才チューリングも、アンチゲイ薬品を投与されました。
4)訓練
職業別電話帳に載っていそうな職種はたいてい訓練種目にありまさはさ
が、競争倍率が高いとかその刑務所にはコースがないとか
どの程度機能しているか分からない。
訓練を積んでも就職出来なければ意味がない。
人手不足なんだから、企業の寄付講座みたいにして
採用と抱き合わせにならないかねえ。
5)雇用義務
身障者雇用義務制度の前科者版を作る。
まずもって身障者雇用義務報告で今までウソついてきた
中央官庁にやって貰おう。
警察なんか、町奉行所や火盗改めの故事に習えばいいから
簡単なこと。
ナチスの収容施設にならって、カポに委ねるのもいい。
日本の刑務所の高コストの最大の要因は、刑務官の高賃金という説もある。
6)芸術に親しむ
演劇に親しむ事は療法的に効果があることは昔から
知られている。
史実かどうかは知らないが、サド侯爵はシャラントン精神病院で
マラー暗殺劇を患者たちに演じさせた。
イタリアでは、実際に行われている。
リンク映像の映画は、フィクションのようなノンフィクションである。
製作的に難度の高い素材であるが、
タヴィアーニ兄弟ともなれば....さすがさすが!
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