映画大国なる言葉がある。
制作本数ならば、インドとナイジェリア
一人あたりの鑑賞本数ならば、アイスランドにコリア
興収の規模ならば、北米とか中国
しかし、文化産業としての世界への影響度を考えれば、
アメリカン以外に映画大国はない...がその座を虎視眈々と
インド映画史上初めて世界に打ってでて成功を収めた
超大作の二本立てとは豪華なラインナップです。
21世紀の超大国を目指すこの国に相応しいコンテンツ。
いそいそと足を運んだのは足元の悪い日曜日。
毎度の閑散さはどこにいった(^^)
大衆はよく知ってます。
毎日が日曜日な老人よりも日頃見かけない若者が多い。
この二本立ては見逃せない!ってまともな感覚。
インド映画お約束の、歌って踊って恋をしては
その通りですが、神話的世界
王位継承を巡る、愛、憎悪、葛藤、隠謀、肉親同士の殺戮
なんてエレメントが満載
これに荒唐無稽なアクションも加わり....
前編作は所謂貴種流離譚。
冒頭、流離の発端が軽く語られますが、ほとんど意味不明
あっという間に25年の月日が流れ、
ヒーローは自分探しの旅に出ます。
最後に自分の数奇な運命と両親の過酷な人生を知るのです。
後編作は両親の時代の話。
ギリシア悲劇を思わせるエピソードの連鎖から
前編作の冒頭に話が繋がり、
後半はヒーローの復讐譚に民衆革命が加わっての大活劇
晴れて大円団はまあ当然の事
実に面白いし、よく出来てます
しかし、この手を何度も使われると食傷するというか
これ以上ひねるのは至難だと思います。
かつてサタジットライが世界を席巻したんだから
早晩驚異の作品が登場するに違いない。
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