英国の社会福祉制度こそ先進国の模範だと...
本当に教科書の知識はうつろいやすい。
サッチャー改革で見る影もなくやせ衰え、
経済と福祉は二律背反なのか?
成長の分配なんて虚妄に騙される方が悪いのだが、
資本家とは元来そういう傾向(労働分配率をあげるつもりはない)
にあるのです。
株主に対して配当性向を約束するなら、
労働者に対するコミットメントもあってもいいはず。
未だに階級社会らしく、よくは知りませんが、
ラグビー派とサッカー派があり、
いみじくも階級により嗜好が別れるらしい。
お金持ちを貧乏にしても貧困層が豊かになるわけではない。
サッチャー改革は、お金持ちをより豊かにしたが、
貧乏人はより貧乏になったらしい。
福祉の手を本当に必要とする層に差し伸べられないのは、
先進国の基本的な制度設計のようです。
貧しく産まれれば、貧しく墓場に行くしかない。
ケンローチ
階層的にはラグビー派とおもわれますが、古典的な英国左翼で、
サッカー派への優しい眼差しな映画を作り続けています。
英国の至宝とある評論には書いてますが、
ナイトの称号をお持ちかどうかは知らない。
最新作がこれ!
カンヌのパルムドール受賞作
煩雑な手続に翻弄され命を縮めながらも、貧者に手を差し伸べる
主人公のダニエルブレイクに涙しないわけにはいかない。
ラストは、主人公の葬儀シーン。
広からぬ教会にまばらな参列者。
一番安い九時からの祭式というのが泣けてくる。
しかし、彼は貧しくとも意思ある人として死んで行ったという弔辞
嫌いですなあ、こんなあざとい作り方。
カラッとしてるようで湿度高めは騙しです!
涙腺制御不全症候群な方には勧めない。
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