2019年1月28日月曜日
事件は会議室で起きるんですよ
サッカーのルール改正で「オフサイドの廃止」案が検討されていたらしいが
さすがにボツになったみたいだ。
しかし、スポンサーの前にスポーツのルールの聖域はない。
TV好み
スポンサーのニーズに合致する
観客が喜ぶ
視聴率が取れる
なんでもあり・・・ですからと言ってそのスポーツの本質を変えてもいいわけではない。
サッカーには詳しくないので、バスケットボールを例にとると・・・・
19世紀末頃に人工的に作られたボールゲームですから、
優れて合理的に出来ている。
通常ワンショット2点であるが、フリースローは1点。
シュートの難易度からすればもっともな事だ。
従って、遠くから(フリースローレンジ外)からのシュートは3点と言うのは至極もっとも
実際に1930年代からローカルルールとしては存在したが、
NBAが正式採用したのは1970年のシーズン。
センター中心のゲームからガード主体に大きく変化する事に慎重であったと思われますが、
結果は成功した。
バスケットボールというスポーツの本質が変わったのか?と問われれば、それは微妙。
スリリングになったことは確かだ。
つぎにラグビーの例
あまり知られていないが創成期のラグビーはキックでしか得点が出来なかった。
サッカーの変形でできたスポーツなのでありげな事である。
トライとは得点ではなく「トライ・フォー・ポイントキック」が正確な表現。
最初はオズオズとささやかにトライポイントが設定されたが、
今やキックがオマケ。
ゲームの本質がある部分で大きく変わった。
しかし、ボールゲームとしては格段に面白くなった。
最後にバレーボールは・・・・なんだかメディアにボロボロにされたルールの上で戦うアスリートが気の毒
歴史的にも、倭国の有利性を貶めるようなルール改正の嵐
会議室の戦いに負ければ、コートでも勝てない。
それらを踏まえて「オフサイドの廃止」の意義とは・・・・
綺麗事を言ってもしょうがないが、スポーツにおいて汚いことは御法度である。
まちぶせ・・・・は卑怯な戦法と言うのはスポーツのルールの定番である。
バスケットボールにおいてはフリースローレンジ内に攻撃陣が立ち入る事には制約がある。
フットボールにおいてはQBがスナップするまでオフェンスは前に動いてはならない
ラグビーではボールを前に投げてはいけない
要するに「まちぶせ禁止」の精神である。
これを変えようってことを提案するなんて・・・
理由の想像はつくがやっては絶対にいけない事のはずだが
たくさん点数が入るとゲームがエキサイトするって目論見なんだろうが
それならバスケットボール方式の得点の方がよっぽど気が利いている。
そういえば、今年はラグビーのWCじやないか!
あまりに盛り上がらないから....忘れていた。
会議室のメンバーはやる気があるのかなあ
個人の地位と利権には熱心らしいが、肝心のラグビー愛は...
まあ、世界最高峰の幸せがライブで目の当たりにして
それも安く見れそうだが、喜んでいいことでは決してない。
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