2019年2月23日土曜日
平成最後の馬鹿査定
かつての大蔵省主計官ならば、かくも言い放つだろうが、
本当に愚かしい。
税制の基本は優れて簡単
簡素
中立
公平
消費税増税対策としてのポイント還元なんて
どこの馬鹿が官邸のアホに知恵つけたのかねえ?
なによりも、一過性のシステム対応の為に貴重なリソースが
無駄に冗費されるのです。
今でも、
非課税
軽減課税
通常課税 と煩雑なのに、決済方法、取引相手先によって
これらの税率が変更されるって
著しい税制原則違反である。
悲憤嘆概しても、なるものはなるんだから対策を
考える方がクレバーというものです。
制度設計の細部は固まっていないようだが...
キャッシュレス決済をすれば、最大5%相当の税額割引。
決済事業者の預り金となり、増税施行後九ヶ月間有効である。
制度が終了したあとの残金はどうするのかな?
基本は国庫返納だが、そうならないみたい。
まず、対象となる決済事業者は登録制。
全てのクレカやデビッドカード、電子マネーではない。
ダイナースやアメックスのような外資は未登録かも?
しかし、ブラックカードやプラチナカードだから除外はしないらしい。
これは不公平です。
取引の相手先も限定され、個人商店や中小企業での消費が
対象となる。
一般に中小企業とは、資本金基準できまるが、
ユニクロは大企業
GUは中小企業(ヨドバシカメラも資本金は三千万しかない)....
大企業の子会社は対象外にする方向らしいが...
企業間取引も対象となるそうだが、いまから循環取引の
危険が予想されます。
見つければ処罰すると経産省は言ってますが、
元商社マンの端くれで、何度も怖い目を見た経験からすれば...
出来っこない(^.^)
数社で商品の裏付けなく順繰りに売買を繰り返すのよ。
融通手形も増えるだろうし、会計不正の温床となる。
趣旨的には事業者間は制度の対象とすべきではないが、
だからといって、個人を擬装するワルが絶対にでてくるし、
アタシなら、今のうちから準備して...(^.^)
対象商品も限定されます。
換金性の高い商品は除外です。
しかし、そんな商品はそもそもクレカや電子マネーじゃ
買えないはずだが...
そんなこんなで、大量の決済データを処理するシステムの
改造って大変だし...今年の秋までに間に合うかなあ?
新元号対応で疲れ果て、次はこれ。
システム技術者の地獄旅は続きます
ところで、アマゾンプライムはどうなるんだろう?
クレカ決済だし、一般消費財の購入なんですが、
バーチャル大規模スーパーマーケットみたいなものですから
対象取引相手先じゃない可能性があります。
アマゾンポイントを増やしてくれると信じてますが、
駄目なら面倒ですが、リアル店舗に足を運ぶしかない。
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