2019年4月14日日曜日
令和モキュメンタリー
モキュメンタリー(mockumentary)は表現技法のひとつで、
あたかもドキュメンタリーのようなフィクション仕立て。
擬似現実のこと
真相や舞台裏は決して表には出ないという事だから
憶測や想像だけを口走って糊口をしのぐ輩が存在する。
一般的にはコメンテーターとか解説者と言われる。
合理的な疑いを挟みたいような根拠だけが頼りですから、
けだし擬似現実の拡散だということ。
そんな下衆な話が大好きですから、参戦してみよう。
不穏当ですが、五月一日前に改元の必要が生じた場合は
どうするのかな?
元号に属人性はないはずだから、誰が即位されようと
新元号は決まった事
施行日が変わるだけ(内閣告示を再度出す)....でいいかどうか
プラグマティズム的には令和ですが、右から因縁は山とつく。
国民感情論もあります。
不謹慎ながら頭の体操としては実に面白い。
新元号候補は、平成なる元号を選定した際もそうだったが、
明らかに平成以外は当て馬にしか見えない(全てSから始まる)
今回の...
「英弘(えいこう)」
「久化(きゅうか)」
「広至(こうし)」
「万和(ばんな)」
「万保(ばんほう)」
やはり有識者が時間をかけて撰したらしく見えますが、
どうも語感も漢字も軽薄な印象。
誰かしら好みの「本命」がまずあり、それらしい当て馬候補に見える。
撰者に当て馬を作れとは言えないから、出来の悪げな案を
候補にしたような雰囲気がある。
だから結構な数を出させるのだ。
しかし、感性の世界は何が起きるかわからない。
事前の内諾をどこまでやったのか?
少なくとも主上の御内意を伺ったに違いない。
だから、異例にも安倍は足を運んだのだ。
閣僚会議で紛糾しても、御内意と言えばことは済む。
二度も足を運んだ事は解せない...が、当初案を嘉みと
しなかったという観測には合理性がある。
およそ虚構でしかない東スポだか日刊ゲンダイの記事は正しい。
安久だかなんだかを打診して不興をかったのだ。
主上は直截的にはおっしゃらないから、侍従が解説したのだ。
皆さんでよく考えて下さい...とは含蓄がある。
あなたに任せますから...とはおっしゃらない(^.^)
解せなかったのは官房長官記者会見。
三月中旬に、撰者に委嘱しました...はあまりに遅い。
人選の入れ替えなり追加をやったのだ!
そして、令和が浮上して、令和に見合う当て馬候補を
再度候補群から選び直した。
あくまで、モキュメンタリーである
補足
典拠論について
万葉集巻五の、梅花連作の序と言うのが公式説明。
撰者がそう説明したんだろうからそれでいい。
後漢の官人である張衡の詩文が文選(編纂は六世紀)に収録されており、
梅花序の同じ趣旨だとか。
王朝文化人の必読書なんだから参考にしない方がおかしい。
しかし、後漢の頃の作ならば、更に過去の周代の文献にも
その元がある可能性は否定し難い。
だから元号は出来るだけ古い文献から採用されてきた歴史がある。
撰者が、文選の字句を知らなかった筈はない。
知った上で万葉集の字句を典拠としただけのこと。
当然官邸サイドに古典の素養があれば、質問しただろうが、
だからといって令和でなくなったわけではない。
語議論
命令の令で高圧的...には恐れ入ります(^.^)
倭人が大好きな日本教の正典(17条憲法)によれば...
故に詔を承けては必ず慎め。謹まざれば自らに敗れむ
上意下達は当たり前。
これが崩れれば組織秩序は崩壊する。
君主独裁制ならいざ知らず、主権者の請託を受けた
立法府や行政府の長の令達ですから、必ず慎むもの
間違いや異議があるならば、選挙で引きずり下ろせば済む話。
投票行動にろくに参加もせず、
かような愚論を展開すれば民主主義を危うくするし、
すでに危うい。
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