2019年4月8日月曜日
ダース・ベイダー・ギンズバーグ
人類史上最強のメスザルのアメリカンハイコートジャスティス。
と言っても、歴代でたった四人しかいません(たぶん)
彼女は手数口数の多い大衆人気のあるジャスティスですが、
彼女の苦闘の人生ドラマ。
レフトビハインドのムードに流されるような
後進国にアレコレ言われたくない。
他国を不平等と批判する前に、自らを省みすればいい。
ハーバードとコロンビアを優秀な成績で卒業しても
彼女はどこにも就職が出来ず、パブリックアイビーに教員としてもぐりこみ
性差別撤廃の裁判で勇名をはせる。
いわば、時代の先駆者
彼女の武器は、赤いライトセーバーではなく、
合衆国憲法修正第14条
しかし、よく読むに明確に性差別を否定する表現ではない。
その意味では日本国憲法の方が優れている。
奇しくも、同じ14条
リーガルドラマに外れはなく、フィジカルバトルよりも
遥かに面白い知的格闘技。
が、公開時の邦題は、理性的でも論理的でも知的でもない。
この国がろくな裁判映画が作れない証拠の一つ。
主役は、フェリシティ・ジョーンズですが、
御当人様も出演!
ダブルキャスト風です。
映画解説的にはカメオ出演と書いてますが、
あのような出演のしかたはカメオとは言わない。
お天気は判決を左右しないが、時代の風向きで
判決は変わる。
法律の条文の意図は善意で作られます。
性差別条項の多くは母性(女性)保護を意味しました。
しかし、今や「余計なお世話!」
まあいつ何時逆から風が吹くかもしれないし、
グリーンゾーンでのほほんとしている方が楽ちんだと
考えるヒトザルも多い。
世の中には、レフトビハインドがマジョリティなのです。
稀代の名法律家のフルネームを畏怖の気持ちで
ねじりましたが、他意はない。
正確には、
ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)
御高齢ですから、今のプレジデントの代に新しい
判事が選任される可能性が相当にある。
確実に保守派だろうし、オスザルに取って代わられるかも。
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