知的な強奪事件で被害額が半端でなく...あまつさえ成功なんかしようものならば
それはヒーロー❣️
かの三億円強奪事件だって、保険処理が出来ましたから
罪も人もあまり憎まれない。
21世紀初頭の実話
舞台はレキシントン...なんか教会が多くて陰気そうな街という
印象だったなあ。
スポーツで有名なケンタッキー大学の所在地ですが、
ルーマニアでもないくせに、トランシルバニア大学もあります。
オーディポンの有名な鳥類図鑑というか図録の所有者
その価値なんと12百万ドル
これを超えるのは、ダヴィンチの手稿くらいなもの。
暇つぶしですかなあ、必然性乏しい大学生四人の
強奪劇...物の見事に失敗し、七年の実刑判決
けだし、コーリンウィルソンいうところの退屈からの犯罪。
芸術的巧みさで犯罪に成功するのは映画の世界だけ
現実は予期せぬ出来事で頓挫
プランBくらいじゃトラブルリカバリーにはならない。
そんなに映画批評家の支持を集めるような作品とも
思えない。
若さとは愚かの代名詞...以外の感想はない。
しかし、別に歳をとると賢くなる訳でもない。
印象派の絵画が人気なのは理由がある。
小ぶりだから、自動車のトランクに入る。
いざとなれば、持って逃げることの出来る財産が一番。
この画集はなんとも大判。
トランクにはなんとか入りそうだが、若いオトコ二人でも
難渋する重さ。
犯罪の客体としては実に不適切。
案の定、持ち出しに失敗
なんとか、種の起源と豪華そうな宗教書だけを持ち出したが...
盗難美術品マーケットがある事は知っている。
個人だけの愉悦の材料として怪しげな一級品を求める
好事家もいる。
しかしオークション価格の半分以下でしかない闇社会の取引価格
犯罪の投資効果としてはかなり馬鹿馬鹿しい。
今や稀覯本強奪の時代ではない。
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