剣璽継承の儀なるものを眺めながらつらつら考えた。
天皇家の私的な行事ではなく、国事行為のようです。
即位されたのち、三種の神器と国璽と御璽を新しい天皇が
継承するのですが、
三種の神器は天皇家の私有財産(税法上非課税ですから)
国璽と御璽は、国の公印ですから国有財産(のはず)
私的なものと公的なものの継承を一緒くたにして
国事行為にしていいという整理の仕方がわからない。
三種の神器とは
勾玉
鑑(鏡)
剣
ですが、勾玉以外はレプリカであり、
鑑は伊勢神宮、剣は熱田神宮にオリジナルがあります。
しかし、剣は壇之浦の海中に沈みましたから、
レプリカのさらに復刻品
剣が熱田神宮にあるのは、ヤマトタケル伝説から明白ですが、
鑑のいわれはよくわかりません。
天照大神が伊勢神宮の主神であり、鑑に化体されたので
鑑が伊勢神宮の御神体と理解しておきます。
剣璽継承とは、勾玉と剣の事。
鑑は御神体なので動かさない...らしい。
しからば、勾玉と剣は神器だが神体ではないのか?
上記の通り鑑は、スノーホワイトの邪悪な継母を見ても、霊魂宿り給う存在だから
格上という整理なのでしょう。
レプリカというとコピー品みたいで軽々しくが、
正しくは形代(かたしろ)という。
いわく言いがたいパワーが宿り給い、容器自体には
さしたる意味はない...
三種の神器がなくとも即位はできますし、安徳帝の次の後鳥羽院の例もある。
しかし、正統性の争いともなれば、
葵御紋の印籠がものをいう。
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