稀代の悪役であるレクター・ハンニバルの生みの親
トマス・ハリス
寡作である。
今時点で六作(数年に一作って感じ)
どれもベストセラーだし、映画化権もありウハウハだろうから
がつがつしないのだ。
サイコスリラーの旗手だと思われているが、
デヴュー作はテロリストのお話
原作は読んでませんが、映画化された内容によれば...
マイヤミで開催されたスーパーボウルへのテロ攻撃を
イスラエルの諜報機関が阻止する...ってかなり荒唐無稽。
なんとアメリカ大統領まで現地観戦してるんです。
知る限りその事例はない。
大統領任期の始まりの時期でそんな暇はないはずだ。
一瞬大統領の顔が映りましたが、ジミーカーター。
この辺りから事実と空事のごった煮が始まる。
マイヤミでこの頃スーパーボウルが開催されてます。
第10回で、ピッツバーグ対ダラス
映画の中ではその実写フィルムが使われている模様です。
しかし、第10回は76年1月のことで、
カーターの大統領就任はその一年あと
原作は75年代刊行ですが、映画化は77年。
ギリギリのタイミングでアップツウデートしたようです。
間一髪のところで大惨事は回避されるのは慶賀の至り
しかし、スタジアムは大混乱
試合は中止...にしかならない
ってことは、ピッツバーグのV2はなくなったのだ!
のみならず、70年代を席巻したあの鉄のカーテンも夢に終わるのか
喜びも中くらいかなガルフの春
この映画はあまり記憶にないのですが、それもそのはず
脅迫の手紙が舞い込み、また機微な中東情勢もあって
劇場公開は土壇場で中止されたそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿