最近の映画興行のセールストークの定番は
Rotten Tomatoes の評価レイティング
数多くの批評家のレヴューの平均値ですから、
公平と言えば公平だが、批評家が挙って褒めあげるから
傑作や歴史的名画になるとは限らない。
あくまでも「時分の花」としてどうか?というだけのこと。
話題のミステリー映画ですが、評価レイティングは満点!
途中から睡魔に襲われた。
遺産目当ての家族の嫉妬羨望、悪意怨念とかなんとかの
葛藤激情は使い古しのテーマ。
クリスティを今風に換骨奪胎しただけだが、
なんちゃって、紳士名探偵がイカサナイ。
マッチョの元サイコ役者が、コミカルに演じますが、
ダニエルクレイグは、ラッキーローガンで魅せたように
達者なコミカラーもやれるのだが、
今回はなんとも...ポアロの真似事に成功していない。
格差や移民問題を取り上げてところを評価する向きも有りますが、
アンダークラスの赤の他人の看護師に全財産を贈与なんて
遺言書が、アッパーとアンダーの逆転の構図を生み出す
面白さはそうなんだが、殊更に時事性にフォーカスを
当てる事もない。
遺産総額は定かではないが、
金融資産だけで、60Mドル。
加えて世界的ミステリー作家の今後50年間の著作権...
若い未婚の看護師は一夜にして大富豪
アメリカン・ドリーム映画だと割り切る方がいい。
一方で、この大富豪作家に寄生していた
グリーでグウタラで不実な家族たちの明日はどうなる?
って知った事じゃない(^^)
アッパーが没落するスキャンダルほど面白いものはないし、
その辺りの描写は一見の価値あり!
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