さて「難波」は「なんば」が今時だが、
クラシカルには「なにわ」と読ませる。
非常に由緒ある地名であり、
難波津(なにわづ)に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花
気分のいい歌です。
引き籠もりな冬が過ぎて、はな咲く春になったなあ・・って
リフレインの効きが実に素晴らしい。
限定少数な朱庵日乗愛読者は基本的に教養人ですから、
注釈不要なんですが「この花」は梅の花です。
花=桜って後世の話し
平安初期まで、中華の影響もあって、花=梅(あるいは桃李)
当然に冬が過ぎれば、最初に咲くのは桜じゃなくて梅に決まっている。
桃と桜の順番は・・・まあ色々あるが、人為的短命さにかけては桃に軍配があがる。
その一方で桃は艶麗無比という形容詞が似合うのよ。
大阪市には、此花(このはな)区と浪速(なにわ)区がありますが、
命名の謂れは当然にこの歌に違いない。
此花区には、
咲くやこの花高校
梅香中学校
なんて「歌尽くし」です。
先人は教養豊かだったに違いない。
此花区って言えば、なんとなく品下がるイメージがあるが、
それは思う方に教養がないからなのです。
しかし、カジノタウンを抱える区になっちゃいますとねえ...
さらに品下がるかも
古典だけじゃなくて芸能界にも部分的にであるが、詳しいアタシ
ふとしたはずみに眼元に狂気の宿る..
松坂桃李
お気に入りなんですが、本名らしい
ご両親の知性が垣間見えます。
そういえば、黒木華(はる)も本名だ。
これまた読み方で教養が滲み出ます。
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