2020年5月6日水曜日
Like cats and dogs...Maebashi and Takasaki
仲の悪い例えですが、犬と猿より得心します。
犬と猿ならばその理由なり背景は知らないし...
素直に...
hate each other
柚月裕子のミステリーに佐方貞人検事シリーズがある。
読後感が悪くない...理由はふくらませれば長編に
なりそうなストーリーを短編に凝縮しているオンザロックテイスト
酒を水で割るような造りはつまらない。
シリーズの一時間ドラマ化を十分狙えますが、
脇役に精彩をかくから、映像化にはかなり工夫がいります。
主人公は、広島出身で北大卒の若手検事
東京地検から「米崎」地検に配属になった...
ここでアタシ的なつまらない事に脊髄反応してしまった。
米崎は架空の地名だが、文脈からして「高崎」であることは
容易に推測がつく。
地方検察庁は、地裁や家裁に対応する検察庁組織で有り
各県庁所在地に設置されている(北海道は複数設置)
群馬県の県庁所在地は前橋のはずで、高崎には
区検と地検の支部しかない。
おはなし的には主人公は本庁勤務である。
つまり、前橋市民からすれば、
前橋地検を高崎地検と書き換える「暴挙」を作者はやったのです。
高崎市民は「快挙」といったかも
県内で犬猿の仲と揶揄される都市は様々あるが、
一番面白おかしく言われるのが、前橋と高崎
もっとも前橋市民は内心はともかく、県庁所在地だから
鷹揚に構えているが、高崎市民は口角泡を飛ばし...
実際のところどうでもいいし、
大宮と浦和のようにさっさと合併すれば良い。
しかし、漏れ聞くに大宮市民には、浦和に甘い汁を吸われたと
怨念がたまっているとかや。
合併なんて、明らかな大が小を飲み込む方が、
不満が溜まらない。
五分同士ならば、かのメガバンクみたいに
延々と権力闘争をやるはめになるし...
よくある三分下りなんかの「対等の精神」なんて
怨念の重奏低音のプレリュード。
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