ボストンのマーチ家の四人の幼い淑女は...
最終的には夭折した三女以外は妻になり、母になったようです。
当たり前のように、夫はピューリタン白人...だと思います。
作家を目指す次女まで続編では結婚したらしい。
一方で、今世紀初めのロワールの名家ヴェルヌイユ家の四姉妹
なんとも理性(的だった)の民族らしく、彼女達が選んだ配偶者は
イスラム教徒
ユダヤ人
チャイニーズ
そして...カソリックなんだがアフリカン
大ヒット映画となったが、製作公開があと少し遅れたら
レイシズムやゼノフォビアの逆風の中でどうなったか判らない。
しかし、二匹目のウナギでも泥鰌でもいいが、
当たり素材を逃す手はない。
フレンチシニカルにしつらえた続編は、更に大ヒットしたそうな。
確かに、フランスじゃ(というかフランスだから)絶対に当たるように
巧妙な建て付け。
フランスの背骨って所詮はつくりもの
生粋フレンチとそれ以外のダブルスタンダード
四人の淑女妻も(この辺りはどうかな?)と思うのですが、
嫁しては異民族の夫に...内心はともかく従順
トリコロールに敬意を払うし、ラマルセエーズも歌えるが
所詮は異邦人...お家に帰ろうって旦那がいいだした。
そのまま一族が世界中に散らばって仕舞えば、お話にならない。
コメディはハッピーエンドに決まっています。
偏見や差別、蔑視を止揚しての博愛と寛容...ダイバーシティの
勝利ってところがこころあるフレンチの自尊心をくすぐったのだ。
フランス人でないと作れない映画です。
毎度の鬱陶しい理屈の多さが今回だけは心地良い!
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