2020年7月10日金曜日
消える...ブラック企業
なんだか「言葉狩り」運転が始まった・・・
便乗して...あるいは形を変えたブラック企業擁護論を展開しよう!
ブラックとホワイト
黒と白
実際の使い方として、ブラックをネガテイブで使うケースは多々あるが、
ネガテイブと差別意識は本来別物である。
悪のイメージ
死のイメージ
負のイメージ
災のイメージ
一方で・・・
玄人と素人(玄=黒、素=白)
黒字と赤字(当然黒字のほうがいいに決まっている)
黒服と白服(本来、喪服は白である)
黒帯と白帯(言うに及ばず)
法服と囚人服(ちょっと強引ですが・・・苦笑)
イメージやメタファーは文化に根ざしたものである。
毎度の引用をすれば「差異と優劣」を混乱させてはいけない
皮相な理解でネット社会に誤解と混乱を撒き散らすものではないのだが、
基本2CHと大差ないのが、この手の社会。
だからといって「逆言葉狩り」をやろうとまでは思わない。
さて「NEWSPEAK」とは、オーウェルの有名な小説に描かれた架空の言語。
全体主義体制国家が我々の知る言語をもとにつくった新しい言語である。
その目的は、語彙や思考を制限し、
反国家イデオロギーを排除し支配を盤石なものにすることとされる。
近未来小説であるが、現実は更にその先を老獪巧妙に進んでいるらしい。
同時代の言葉の貧困化
メタファーの劣化
気取ったレトリック
無意味な饒舌
・・・これらは思考の曖昧さや論理的思考の欠如の原因であるとは
ハンナ・アーレントが力説するところでもある。
この「架空の言語」の基本原理は、表す言葉が存在しないことは考えることができない・・
ということに尽きるということらしい。
自由の必要性を訴えたいとき、革命を組織するとき、
これを言い表す「自由」や「革命」といった単語がなければ
自由を訴えたり革命組織をつくったりすることは不可能である。
我々の言語の限界は、我々の世界の限界でもある・・・
神が言葉を創り給うたとはそういうことなのだし、バベルの塔の伝説もかやくということ
オーウェルの描く「1984年」は、もう遠い過去
しかし、様々な「言葉狩り」は、巧妙精緻さを加え後を絶たない
言葉狩りとは、狡猾な言い換えをも意味しますが、それすら今となってはわからなくなりつつあります。
狂言や落語は、ハンデイのある物事を「笑いもの」にすることがある種の芸です。
作者や演者には差別の意識はなかったと思うのですが、
皮相な「人権」主義者にはそうは見えないらしい・・・
とりわけ大マスコミはSABETUとかJINKENには、弱いのです。
一見の正論はもっともらしく見える。
そして文化と文化の背景としての批評精神のこころを真綿で首を絞めるように・・・
本来はそうでなかったはずのBLMも、
このように危惧するのですが、
論理的思考力が痩せ細れば、これを外目には「杞憂」と言うのです。
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