2020年8月2日日曜日
西洋音楽界の密やかな闇
結果はともあれ「チャンスは平等に」
理念としてはその通りなんですが....
...
募集・採用の対象から男女のいずれかを排除する
募集・採用の条件を男女で異なるものとする
選考において判断する方法や基準に男女差を設ける
募集・採用に当たって男女のいずれかを優先する
説明等情報の提供について異なる取扱いをする
身長、体重または体力を要件とする
転居を伴う転勤に応じることができることを要件とする
...
厚労省のこのガイドラインも虚しいし、
一定の範囲で合理的な差別取り扱いも認められています。
理念通り現実が動いていれば、アファーマティブアクションなんて
この世にあろうはずがない。
大上段に振りかぶってもアレですから、
大冗談にネタにしましょう。
芸術・芸能の分野では「表現の真実性等の要請」から
男女のいずれかのみに従事させることが必要...だそうなんだって
はっきりと微苦笑を禁じ得ない。
ヅカとか歌舞伎なんかを容易に想像しますが、
性区分オトコを女性が演じる(その逆も)方が、表現の真実性?
まあ「等」でファジーにしてるんですよ。
女優なんて近代的な職業であり、デズデモーナやジュリエットだって
初演の頃はオスザルが演じていた。
伝統とやらを隠蓑にしても「守離破」こそが、
普遍的に価値をながらえる秘訣であることは歴史が教えます。
能楽の世界はかつては女人禁制。
プロにはなれず、針の穴をくぐり抜けた先駆者の努力で
今がある。
しかしながら、大半のプロは男性だし、女性のプロは
家業だからって...まあ、道はまだまだ険しい。
お弟子の大半が女性ってのも厳しい。
アタシは女性が師匠でも気にしないが、姉弟子なんかの意見は違うみたい。
なんとも長い序辞がおわりやっと本論...
音楽の世界って...見た目は機会均等の優等生。
声楽は別にして、全てが混合シングルス
楽器により男女比の風景は変わりますが、差別ではないことになってます。
以下ピアノに限定します。
お子様のピアノの発表会
なんとなんとメスザルばかり...ところが
コンクールレベルになると、オスザルがのしてくるのが
不思議な現象。
底辺の大きさが高さを規定するはずだが、....
更に奇怪なことに、頂点を狙うレベルともなれば、
オスザル優勢が圧倒的
最後の表はたまたまみつけたのですが、アタシには衝撃的
ショックを受けているだけでは芸がないから、眼光紙背...
ユリーカ!!
まことに陰湿な性差別が底流を流れている。
コンクールにより課題曲の出題範囲は異なるが、一般的には
古典派から後期ロマン派や現代曲まで。
後期ロマン派には、十度の幅で楽々ピアノタッチ出来ないと
弾きこなせない難曲があり、女性の手の大きさではそもそも無理。
だから、ショパンとか古典派主体のコンクールしか
ピアニスト(女性)の活路がない...
体育会系ブラック企業が男女混合で体力コンテストをやって
採用を決めるようなもので、厚労省ですら禁じていることをあからさまに...
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