何度観ても名オペラだと思う。
オペラ(はやい話が大衆的な通俗劇)の主要なエレメント...動乱(戦争)、純愛、嫉妬、邪恋、陰謀、殺人、、、とかなんとか満載だし、ストーリーは24時間余りの三幕の出来事に凝縮
ヒロインのトスカは美貌豊満な歌姫
恋人の画家は革命派シンバ
秘密警察のトップは陰湿に策謀をめぐらしトスカをモノにしようと....
実際にコベントガーデンで演じられたのは2021年の12月。
さすがにリハーサルは全員マスク、公演当日も観客はマスキング必須ですが、満席だしソリストの絶唱には万巻のブラボーの嵐。
座席映像を見る限り、みなさん律儀にマスクをしているようですが、ブラボーの喝采には声にクモリがなかったなあ(^^)
トスカを演じたのは、ロシア人のエレナ・スティヒナですが、来歴はよくわかりません。ケバくてバタ臭いって雰囲気ですが、ノーメイクは普通のスラブのおばちゃん。
指揮者は清楚な感じのオクサナリーニフ。奇しくもウクライナ女性。男社会の指揮者界での女性指揮者は苦労多いそうな。
女性指揮者ランキングには登場しませんが、レッスン風景を見る限りなかなかのリーダーシップだし、佳人だと思います。
カーテンコールでは感極まりこの二人が抱き合って....この先あんな悲劇が起きるなんて想像もしていなかっただろう
このオペラのキモはヴィランのスカルピオ男爵(冷酷非情で女好きの秘密警察トップ)の悪役ぶりで決まります。
アタシが生で見たのは、グリアムグリズムレイ(だと思う?)だけ
長身痩躯鉤鼻こけた頬....見るからに悪党
今回はよくあるプチポッチャリな、、名前は忘れたがよく見るバリトンのイケメン。
安心してみてられる悪党だった。
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