なんとも刺激的でおどろおどろしい名題
四代目鶴屋南北作かしら、、、って!
でも彼は内容がそうだというだけで名題は結構大人しい。
例えば、綺麗な名題なんだが、中身は、、、
で、こちらは
なんてまあ倭国のシェイクスピアたる近松門左衛門の人形浄瑠璃の傑作、、、と言われるのは近代以降のこと。
オンナで身を持ち崩し借金でクビが回らない油問屋の与兵衛は同業者の人妻を売掛金強奪目的で惨殺。
二人とも全身油まみれ、、、まるでローションプレイなんだが(^^)
あまりにも山場が禍々しくて当時は忌避されたようですなあ。仁左衛門さんの相方女形は玉三郎さまと相場が決まっていますが、こればかりは、、、
この手のオトコは、まずはボンボンで性格が弱くて思慮足らずで見境なしに暴発する、、、根っこには優しさもあるんだがなあ....つまりは精神的に半熟卵
近松の世話物って、義理と人情のシガラミの中で奈落の底に堕ちてゆく北浜や本町界隈の商社マンの悲劇ばかり。
新地のホステスやミナミのキャバ嬢に入れあげて、ビジネスには水が入らず、遊ぶ金にも事欠き、業務上横領や詐欺強盗まがいに手を染めるか、オンナと無理心中
徳兵衛は醤油問屋(曽根崎心中)
治兵衛は製紙問屋(心中天網島)
忠兵衛は物流会社(冥途の飛脚)
与兵衛は油問屋(女殺油地獄)
アタシはそのリスクを回避して全うできたなあ(^^)
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