合歓木とは「ねむのき」のこと
夜になると葉があわさり眠ったように(就眠活動)見えることからの命名。漢字は男女のベッドインの意味深からの当て字だそうです
昼は咲き
夜は恋ひ寝る 合歓木の花
君のみ見めや
戯奴(わけ)さへに見よ(紀小鹿)
吾妹子が形見の合歓木は
花のみに
咲きてけだしく実にならぬかも(家持)
小鹿が家持にラブソングを贈ったところ、お返事がきたそうです。
紀小鹿(紀郎女)は人妻。
夫の安貴王の浮気に愛想を尽かし、歳下の家持にモーションをかけたって構図
下句の人称代名詞の使い方が特殊でして、この場合君は自分のこと、戯奴は家持(歳下なんで少し上から目線な表現)
趣意は一緒に合歓木を見ませんか?って、、、誰でも小鹿が家持を誘惑しているって分かります。
かようなラブソングの応酬は、その気がかりにあっても飛びついてはならず一旦は素気なく(^^)
この恋愛は実りますかなあ?と体をかわす.....
昭和歌謡だとこんな雰囲気かな?
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