不善を為すのは、暇人や小人、、、つまりアタシみたいな極私的映画評論家。
そうでもなければ、大作三本の見比べなんかやるわけがない。
1925年版
1957年版
2016年版
それ以外に、1907年版(14分程度)のサイレントやアニメ版もありますが、、、
結論は、、、2016年版の興行はオオコケでした
矢張り、あの作品の裏主役は「イエス」なのですが、それがわかっていない。
だから、名題はベンハーですが、併せて「キリストのものかたり」とサブタイトルがついてます。そこんところをシカトし、ベンハーとメッセラの友情や愛憎にマトを絞った2016年版がアメリカンに嫌われたのは当たり前。二十一世紀の新解釈なんて惹句が虚しい
やはり、1957年版は素晴らしいし、一番長尺なのも当たり前。なんせ「序奏」まである。
演劇の古典的な様式の踏襲。つまり三幕もので、二幕部分がみどころ満載という構成
海戦や戦車競争はこの辺り。その前後は、イエスのエピソードやそのカラミでもたしてます。
客受けは二幕部分だが、実は作品のキモはそれ以外。
基本の枠組みは1925年版と同じ。
CGのない時代。ひたすら物量をこれでもかと。
十万人のエキストラを集めてのスタジアムの風景
このころは、サイレントの終末期ですが、未曾有の大ヒット。
後年、音入れをして再上映をした、、、のも宜なるかな
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