憲法なり法の精神を具現するのは「選挙制度」に依存する
つまり、マトモな候補者と健全な社会常識をもつ有権者が合理的な判断ができる体制に担保されるということ。
なんせデモクラシーとは一番マシな最悪の統治システムなんですから(チャーチルの言葉?)
世界中であれこれ苦労してます。
以下アレコレの事例
◼️議会や議員を持たず、住民による直接統治
スイスの直接民主主義は有名だが、倭國だって、町村に限り法的には可能らしい。今時点では事例はないのは誠に不思議。
議員のなり手がおらず、議員立法は皆無に近く、議案の大半はそのまま可決されるのだから、議会や議員の存在意義は希薄なのが現実なんですがねえ
◼️投票行動に対する賞罰
牧歌的な時代には、各選管は投票率向上に知恵を絞り、、、抽選でテレビや冷蔵庫が当たります!
さすがに中央選管が苦言を呈し、、いまでは聞き及ばない(^^)
逆に、投票しないとパニッシュメントという制度はあちこあります。たいした罰でもなく、つぎの選挙の投票権を失う程度。どの程度の効果なのかはデータを持ち合わせない。
◼️有権者登録制度
アメリカンの制度が著名ですが、黒人の投票阻止に使われた事で悪名高い。しかし悪い制度でもない。選挙への参加不参加意欲のバロメーターであり、平均から大きく乖離するならば、それはなんかのシグナル
◼️最低投票率による「アシキリ」
制度自体は珍しくはないが、満たない場合は「再選挙無しの無効」は奇天烈
しかし、有権者登録制度を前提にしながら最低投票率すら維持できないのは、それは強烈な民意なのです。
おまえら(つまり候補者のこと)全員がアカンタレやってこと。
数百人の選良が既にいるわけですから、欠員がそこそこでても大勢に影響はない。
◼️貝殻追放制度
あの方を国会へ!という意思もあれば、アイツだけは撃墜したいって意思もある。それを投票行動に反映しましょうということ。クラシックグリース以来の伝統的なシステムですから、今風に活用しないわけにはいかない。
あと、未成年者にも投票権を与えて親権者が代理投票を提唱したこともありますが、これは取り下げます。
憲法解釈上、かなり無理があると考えるべきという事です。
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