夏過ぎて秋到来
一年の半分が過ぎたことの禊ぎ。
一年の前半の穢れを祓い、残り後半の無事を祈る。
水無月祓いともいうのは、旧暦の夏の終わりは六月。七月から秋
しかし、今の季節感なら「葉月祓い」というべきかな?
勅撰集の夏部の巻軸の和歌は、この歌材に如くはない。
和泉式部の後拾遺集の収録歌ですが、秋部ではなく雑部の俳諧歌としてのあつかい。
皆尽きねと水無月の語呂合わせなんて、彼女らしくもない駄洒落だが、和泉式部ワールドですから素直じゃない
麻の葉をこれでもかって切り刻んで「もう終わったことなんだから、どっかへ行っちまえ!」と
今ならば、カレの置き忘れたシャツを髪振り乱し眼吊り上げ鋏で切り刻む三十路おんななんかの狂気を想像します。祓いとか祈りというよりも、呪詛と言えば言葉がすぎるかな?
その後、良き恋に恵まれたのかな?
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