俳句(川柳)というものは同好者だけが特殊世界を作りその中で楽しむ芸事。 大家と素人の区別もつかぬ第二芸術に過ぎない、、、、と切って捨てたのは、碩学桑原武夫先生
だっから参入障壁が低く誰でも参加できるって利点があるし、それを手がかり足がかりに高度な芸術に進もうって気になる、、、かも知れない。
俳句とは ・定型詩 ・季語 ・句切れ その他色々とした約束事があるが・・・少ない文字数という制約の中、できるだけ芳醇に大胆に大きな構えに 詠うには、季語と句切れ(言葉の句切れであり、余韻を残す)の テクニックがモノを言うし多少の字余りも効果的・・・
まずは、季語探しということで歳時記を紐解くのがとっかかり
季語は詩情の象徴となるイメージを読むものに与える。 これを連想力といってもいい。
また、時間と空間を一つのものとして表現することができる・・とはどの入門書にも書いているはずです
さすれば・・できるだけ奇天烈な「季語」がモノを言うし、そもそもが「狂言綺語」は得意技ではないか ・・・ムムム これは凄い!
ままこのしりぬぐい(蓼の花の異名・・)
藻に住む虫の音に泣く(われから・・という虫のことらしい、、、ワレカラってジコチュウのこと?)
蚯蚓鳴く(静かな秋夜に耳をすませると聞こえる?)
いずれも秋の季語であるが、絶滅危惧種みたいな・・・というか絶滅種だろう
素直でないところが挑戦意欲をかきたてるが、 藻に・・なんかの季語だと、あと六文字考えればいいから逆に楽ちん(・・・笑)
句吟に苦吟すること・・・実はあんまり悩みもせずサラリと(やっぱりアタシって才能ありかも)
人見知り 好き好き ままこのしりぬぐい
押しのけて 藻に住む虫の音に泣くも
蚯蚓鳴く静思夜 切り裂く鹿威し
特殊社会の同好の士であっても「達磨俳句」と言いそうな前衛吟。
クドクドと説明しないと分かってもらえないのは、前衛というよりヒトリヨガリだ。
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