2025年9月28日日曜日

料理通

 



仏蘭西語の「グルメ」の正しい語義は、以前に書いたから再説はしない。

そのグルメなる言葉は翻訳すれば、名題のようになる筈だ。

残念な事だが「料理通」とは固有名詞(八百善店主の料理本の名称)でもあるとは、、、AIの知るところではない(どういう訳だかアタシの質問への回答は的外れが多い)

固有名詞が普通名詞化して今にいたるのであろうと想像している。

料理とは「素材の吟味、調理、盛り付け」の総体だと考えていますが、その文脈からすれば、ミシュラン三つ星店を撃破した数だけを自慢するのは笑止千万。
料理の三要素に精通し実際にやってのけてこそが「料理通」

知る限り山岡士郎はまだ修行が足りない。海原雄山は魯山人をモデルとしますから当然に「料理通」
食べるだけじゃダメで、調理はもとより、書画骨董にまで通暁している必要があるのですよ


江戸前料理の頂点に立っていた八百善は、元来は八百屋。その後仏事料理(精進料理)の福田屋として名を馳せ、調理の幅を広げ今に至る。

今に至ると言っても、デパ地下のお惣菜売りだけだが、横浜にリアル料理店舗をだしているらしい。

残念ながら、、、全く縁が無かったし、今後もなんとも言えないし、八百善の看板にブランド価値があるのかどうか、、、?



直木賞作家でもある松井今朝子さんの「料理通異聞」は四代目福田屋善四郎(初代八百善店主)をモデルとする料理小説である。

この分野をあれこれ読んだ訳ではないし、アレコレ語るほど作品がある訳ではない。

なかなかの力作だと思うが、彼女の出自は祇園界隈の料理屋の娘らしいが、けだしけだし

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