2025年11月12日水曜日

仁義なきゲバルト

 



人はさまざまな理由で争い、ヒトコロシも辞さないが、、、正義(大義や理念や理想でもいいが)の大袈裟な標榜ほどタチの悪いものはない。


ヤクザの抗争で人が死ぬ、毎年のように、、、誤解を恐れずに言えばたかが平均十人程度に過ぎない。

しかし、70年台の内ゲバでは短い二年余り期間で百人余りの犠牲者を出した。あの広島抗争や山一戦争の比の犠牲なんか稚戯に見えてくる(実際には巻き込まれた市民もいますが)


ドキュメンタリー映画の体裁だが、当時を知る関係者の一方的な証言と公判資料からの寸劇の組み合わせ。かなり苦肉の策だから真実への肉薄は、、、


革マル派がかくも学内に君臨できたのは、大学当局との癒着(結果的な資金援助まで)があったのは当時から噂されていたし、公安当局の泳がせ説まで、、、さすがにこれらは映画では封印されていますから、益々噂の信憑性は高まる。

いったいあの悲惨な事件はなんだったんだ?

歴史に何を残したのだ?

って問いかけにも答えられない。


一部の天邪鬼は、革マル(K)学校当局(K)公安(K)による3K共同陰謀論をとなえたものだが、正鵠を得たものかどうかは、、、しかし、その後キャンパスのサークル秩序は乱れ、カルト宗教の跳梁、ナンパ目的の合コン団体の跋扈と、、、乱れに乱れ

そして、学生は完全に政治意識を喪失し、大衆運動の隊列から離脱した。

そのあたりのことはすでに当事者ではなかったアタシは、駄弁すら述べる資格はないが、、、

それが「ある種の策謀」では無かったのか?ってコンスピラシーが消えることはなかろう





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