世界は劇場だ。
すべての男女は演技者である。
人々は出番と退場のときをもっている。
もうちょい僭越ながら演劇の帝王の台詞に追加すれば・・・・
そして、人々の演技の多くは悲劇だが、
第三者という観客にとっては喜劇に過ぎない。
最近「ドラメデイ」というジャンルが確立されたらしいが、
文芸の長い歴史からすれば、今更という気がしないでもない。
概念として定着したのかどうかもよく知りませんし、
ウィキペディアにもまだ登場しません。
グランドブタペストホテル
なんとも奇妙な、でも贅沢な映画です。
これほどの主演級役者を揃える技量たるや相当なものを思わざるを得ない。
歴史に残るような傑作でもないが、時分のエンタメとしては本当にラグジャリーで御洒落です。
http://youtube.com/watch?v=xlgZQpYGnow
入れ子のような重層構造なつくりは巧妙だし、時代に応じて微妙に画面サイズも変わります。
舞台装置は、ドラマ定番のグランドホテル形式で、
時代はヒトザルにとって一番美しい時代であったろう1930年代。
映画の醍醐味は、神の宿る「細部」にある。ファッション、デザート・・・・
でも、どうして旅行鞄が「美豚」じゃないのだ?
ある種のミステリー映画ですが、それが最大のミステリー!
もう一度 見に行こう!
別にミステリーの謎を再度探索するんじゃなくて・・・
お気に入りの女優さん・・・
アントワネットの朗読係にして、MI4の凄腕の殺し屋で・・・
レア・セドウが、メイドの役でちょこっと出てたらしいが見落とした(苦笑)
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