2015年4月3日金曜日
ネーミングライツは誰のもの?
公共施設だとネーミングライツの売り出しは今や当たり前。
阪神間に「◯◯女学院小ホール」って命名した小洒落た音楽ホールがあるのです。
すぐ近くなんですが、とうの女子大のキャンパスに観客が押しかけてトラブルになったってありました。
ある意味人騒がせだったかもしれません。
関西の某市ですが、財政再建策として「市名をネーミングライツとして売りに出す」ってアイデアが出された。
さすがに賛否両論・・・・というか市民は呆れ果てて多分闇沙汰になったと思われます。
特段悪い話ってことでもないと思うのですが、数年(あるいは十年程度)で市名がコロコロ変わるのも
如何なものでしょうかねえ。
市町村名なんかは平成の大合併で大きく変貌し、結構しらない(あるいはふざけた)市名があります。
それを思えば、カネに変わるんだったらまあいいじゃないって思うかもしれません。
しかし、都道府県名ともなれば、憲法九条並みに「変えてはならないもの」って思い込みも有ります。
さりながら、知名度の低い県名なんか、さっさと捨ててもっといいものに変えればいいじゃない。
現行の県名は、明治政府時代の産物で長い日本の歴史からすれば寸の間である。
島根より出雲
滋賀より近江
はるかに知名度は高いし、ブランドイメージ(例:出雲大社、近江牛等)もあるし、
なんちゃって日本語として実に美しい。
島根県では聞き及んでいませんが、滋賀県議会では、かような動議だか意見が田舎議員から出たそうです。
意図はわかりません。
改名利権でも狙っているのでしょうか?
滋賀県の云われはよく知りませんは、律令時代の「志賀の都」にちなんだんでしょう。
栃木・群馬なんか関西人の土地感覚でいえば、真に失礼ながら十把一絡げですから、律令制の時代に立ち返り
上野と下野って命名するほうがエレガントですがねえ・・・・・
仮に変えるのであれば、セットでやってください。でないと意味がない。
何事も民意である。
県民が変えたいと思えば、いささか面倒ですが、特別法を制定して変更はできるようです。
煩わしい変更手続き(システム対応はまあしれてます)とか変更コストを考えると本当に効果があるのかって
疑問もないではないが、悠久の日本の歴史とともに生きながらえてきた古い地名に変えるのであれば
それはそれで意義のあること。
しかし、個別事情を言えば、複数の旧国名がひとつの県になったところなんぞは、
いまでも旧国意識があっていがみ合っているようですから、まず無理(笑)
奈良県なんかは「大和」という方がかっこよさそうですが、「平城」でナラと読ませることもできます。
万葉仮名風に「寧楽」って書くと実に素晴らしいが・・・・
和歌山県なんかも改名してはどうですかねえ。
当然ながら「紀州県」なんていいですよ。
和歌山は、イヌは可愛いが、ヒトが悪いって言われなくなる(笑)
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