2015年12月29日火曜日
8%の紙新聞か10%のみすず書房本か
あなたは何方を選びますか?
知に課税は許さない!
これって「お産に課税をするんですか!」という当時の赤い気炎を思いだします。
どう考えても反知性的であり、結果医療費は非課税となり・・・
どっちがより「知」であるかって議論以前の話です
生活必需品である!
言い出せばなんでもそうなるが、みすず書房本は一部のマニアしか読まないから
必需品とは言い難い。
引き換え大新聞は(正確な統計がないようですが)七割から八割の世帯で定期購読しているようです。
しかし、若い世代では歯牙にもかけられずシルバー産業御用達
今年も幾多の愚かしい(将来に禍根を残すという意味で)政策決定が
なされたようですが、これほど馬鹿にした話はない。
花森安治さんは「暮しの手帖」刊行時、一切のCMを掲載しないという方針で
記事の品質を担保したものだ。
スポンサーに弱みを握られるようなことは、その矜持において謝絶するというのが
報道の姿勢ってもんです。
雑誌「選択」・・・これも10%の課税となるようですが、広告のページは
異様なまでに少ない。
どうも、すべての「新聞」が軽減税率の対象ではなく「一定条件」という
制約があるらしい。
その「一定条件」ですが、これが正確にはよくわからない。
紙新聞だけらしい
刊行回数(毎日刊行とか・・)
定期契約に限るとか
つまり・・・
日曜版しかない新聞は対象外(?)
同じ新聞でもキオスクで買うと消費税は軽減されない(?)
政党機関紙でも、定期購読していれば対象となる(?)
税制としての国権の裁量性の範囲と言ってしまえばそれ迄ですが、
対象外とされた新聞社から、今回の「条件」次第では恣意性を問われかねません。
訴訟にまで発展するかどうかは分かりませんが、
ただ言えることは「知は大新聞を忌避」することには間違はない。
税金が安くなると売れるってもんじゃない。
酒税が高くとも、酒呑みは酒を飲むのです。
あれはあれで・・・「文化」ですから(苦笑)
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